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日本企業に求められるM&A戦略

日本企業におけるM&Aの現状──「小型M&A案件の急拡大」という意外な事実とその「3つの要因」とは?

第1回

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「マーケット縮小対策」、仲介会社の台頭──経営戦略として中小企業でM&Aが急速に増加した理由(2)

2.マーケット縮小の打開策

 M&Aはマーケット縮小の打開策としても非常に有効な手段となります。日本市場の中でマーケット縮小が起こる場合、縮小均衡に備えて「1.各企業が統合して生産性を向上させる」か「2.その他のマーケットに進出する」というケースが想定できます。

 1の各企業が統合して生産性を向上させるケースというのは、類似事業を営む、あるいは該当業種とシナジーのある企業との間で実施されます。いわゆる垂直統合と呼ばれるような事業で起こりやすくなります。現在保有している機能(例えば、総務部門等の間接部門をシェアしたり、物流機能を統合する等)の有効活用を通じて、売却した会社と買収した会社の「2社合計の売上高は下回っても、利益率は向上する」というような状態を目指します。自社の対象とする商圏の中で、100億円あった市場規模が80億円になってしまう、というようなケースはこの方法で打開することを目指します。

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この記事の著者

丹野 裕介(タンノ ユウスケ)

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