大企業も参入し始めたレストランテックで求められるプレイヤー像
──レストランテックにはどのようなタイプのプレイヤーに出てきてほしいですか。
澤山:飲食業界の経験があり、業界の課題が分かった上で起業する人に出てきてほしいですね。コネクテッドロボティクスも、ポケットコンシェルジュも創業者に飲食業界の経験があるんですね。ポケットコンシェルジュの戸門さんは和食の料理人でしたし、コネクテッドロボティクスの沢登さんも飲食店経営の経験があります。業界経験があるからこそ、切り込み方やアプローチの方法が分かるという利点があります。ポケットコンシェルジュは、超高級店に対してサービスを提供しているので、料理人に対するアプローチも必要になります。これまでITに無縁だった料理人にスムーズにITを受け入れてもらう。そこに独自のノウハウがあります。コネクテッドロボティクスも、沢登さんが飲食店の経営をやっていたので、オペレーションのどこにロボットを入れていけばいいのかが分かっています。