執筆者情報
黑田 菜月
(クロダ ナツキ)
1988年神奈川県生まれ。2011年中央大学 総合政策学部 国際政策文化学科卒業。
2013年リクルート主催・第8回写真「1_WALL」グランプリを受賞。2017年には銀座・大阪のニコンサロンにて個展を開催するなど定期的に作品を発表。
TVCMの撮影や、映画の撮影現場・雑誌、絵本などさまざまなフィールドで独自の活動を続ける。
執筆記事一覧
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「大企業による新規事業」のリアル
なぜミスミは製造業に変革を起こす新規事業を伸ばせているのか──吉田氏が語る、失敗を積み重ねた先の成功(第14回 ゲスト:株式会社ミスミグループ本社 吉田 光伸氏)
新規事業開発に携わる方へのインタビューを通じて、大企業内の新規事業開発における美学を探る本シリーズ。今回のゲストは、モノづくり産業の裏方として機械部品の製造販売を行い、グローバル顧客基盤32万社の製造現場を支えるミスミグループ本社の吉田 光伸氏です。 吉田氏はミスミグループ内で新規事業として「meviy」(メヴィー)を立ち上げ、従来は大量の図面と長時間を要していたモノづくり企業のサプライチェーンに改革をもたらしています。変化を起こしにくいといわれる製造業界で、なぜこういった新規事業を興すことができたのでしょうか。本気ファクトリー株式会社代表取締役の畠山 和也氏が聞きました。
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Biz/Zineセミナーレポート
入山教授とSUNDRED留目氏が語る、“事業ではなく産業を創る”ことが経営学的に正しい幾つかの理由(登壇者:早稲田大学ビジネススクール 入山章栄氏、SUNDRED株式会社 留目真伸氏、角勝氏)
レノボジャパン代表取締役社長などを歴任し、様々な事業創造に携わってきた留目真伸氏。氏が「新しい産業を創る」ことをビジョンに掲げて2019年7月に立ち上げたのが、SUNDRED株式会社の新産業共創スタジオだ。創業からの約1年で12個の新産業プロジェクトが進行中であり、「産業の創り方」をほぼ確立しつつあると語る留目氏。一企業に過ぎないSUNDREDはなぜ産業の創出を目指すのか。確立しつつあるという「産業の創り方」、その鍵を握る越境人材「インタープレナー」とは何か。 2020年9月17日に開催されたオンラインカンファレンス「Industry-Up Day: Autumn 2020」の中から、留目氏と早稲田大学ビジネススクール教授の入山章栄氏による基調講演「こうすれば新産業は創れる」の内容をレポートする。モデレーターは、株式会社フィラメント 代表取締役CEOでSUNDRED株式会社のパートナーでもある、角勝氏が務めた。
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「大企業による新規事業」のリアル
LIFULL SPACE奥村氏が語る、新規事業を次々に生み出すために必要な“資質”と“文化”(第11回 ゲスト:LIFULL SPACE 奥村周平さん)
新規事業開発に携わる方へのインタビューを通じて、大企業内の新規事業開発における美学を探る本シリーズ。今回のゲストは、株式会社LIFULL SPACE代表取締役の奥村周平氏です。 LIFULL SPACEは、2013年に株式会社LIFULLの新規事業として誕生し、2015年に子会社化された企業。奥村氏が新卒2年目のときに社内新規事業提案制度である「SWITCH」で優秀賞を受賞したアイデアから生まれました。今は「SWITCH」の審査員・アクセラレーターもなさっている奥村氏と、本気ファクトリー株式会社代表取締役の畠山和也氏が、LIFULLで多くの新規事業が生まれている理由と新規事業を生み出しやすい条件について議論しました。
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Biz/Zineセミナーレポート
社員の強みを引き出し生産性を高める組織の作り方──“ワクワク”をワークさせる心理的安全性と自己肯定感(次世代組織を考える NEXT VISION Vol.3)
アイディール・リーダーズ株式会社が主催する、次世代組織を考えるイベントNEXT VISION。2020年2月18日に行われた第3回では、「従業員の強みを引き出す組織の秘訣」をテーマに、会場からの質問を交えて組織のあり方を議論した。ゲストは、セミナー等で自己肯定感の重要性を伝える一般社団法人 日本セルフエスティーム普及協会 代表理事の工藤紀子氏と、第6回のホワイト企業大賞を受賞したGCストーリー株式会社の常務取締役萩原典子氏である。イベントの様子を紹介する。
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Biz/Zineセミナーレポート
5人の実践者たちが語る、企業内起業のリアル──新規事業成功の秘訣とは?()
新規事業に取り組む企業が増えている。自社開発からオープンイノベーション、CVCなど様々な手法が話題となるが、新規事業開発に成功することなく諦めてしまう企業も出てきた。そこで今回は「5名が語る企業内起業成功の秘訣とは」と題したイベントの様子を紹介する。ガイアックスに新卒入社後3ヶ月で創業してカーブアウトした株式会社テックピットの山田晃平氏、H.I.S.傘下として設立し、MBOを実施したH.I.F.株式会社の東小薗光輝氏、スタートアップでもあり、企業内起業でもある株式会社ミーミルの川口荘史氏、50の新規事業を手掛けてきた守屋実氏、博報堂グループで企業内起業支援会社を立ち上げた株式会社SEEDATAの宮井弘之氏が語った企業内起業の秘訣とは。モデレーターはBiz/Zineで「大企業による新規事業」のリアルを連載する畠山和也氏が務めた。
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Biz/Zineセミナーレポート
渋沢栄一が掲げた「合本主義」と、これからの時代に求められる「ステークホルダー経営」とは?(次世代組織を考える NEXT VISION Vol.2)
アイディール・リーダーズ株式会社が主催する「次世代組織を考える」をテーマに据えた対談イベントNEXT VISION。2020年1月9日開催の第2回では、コモンズ投信株式会社の渋澤健氏をゲストに迎え、「ステークホルダーを巻き込む社会共創の経営とは?」をテーマに、会場からの質問に答えながら働き方を考えた。イベントの様子を紹介する。
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Biz/Zineセミナーレポート
日産自動車が目指す未来のクルマ社会──運転に替わる新たな顧客体験と、開発・自動運転におけるAIの進化()
「技術の日産」が未来のクルマ社会をワクワクさせる。コネクテッドカー(Connected car)、自動運転(Autonomous)、シェアードモビリティ(Shared Mobility)、そして電気自動車(Electric car)の頭文字をとった「CASE」はメディアで取り上げられるようになり、一度は耳にしたことがあるだろう。そのひとつである、コネクテッドカーは車をIoT化する技術であり、5Gの普及やAIの発展を背景に、今後さらなる進化を遂げることが予想されている。ネットワークに繋がる自動車に集められたビッグデータは、どのように活用されるのか。そして、「コネクテッドカー社会」となった未来にはどのような暮らしが待っているのか。2019年12月13日に開催されたマイナビニュースフォーラム 2019 Winter for データ活用で、日産自動車の上田哲郎氏が講演した。
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Biz/Zineセミナーレポート
テクノロジーが農家の“生産”と“ビジネス”を変える──クボタが進める「日本型精密農業」とは?()
農業人口の高齢化と後継者不足といった深刻な営農課題に直面している日本。この危機的状況を変革するべく、農業機械のリーディングカンパニーであるクボタが立ち上がる。2019年12月13日に開催されたマイナビニュースフォーラム 2019 Winter for データ活用で、「農業を強いビジネスに!クボタの次世代ビジョン」をテーマに、株式会社クボタ特別技術顧問 工学博士 飯田聡氏が日本の農業を強いビジネスに変貌させる仕掛けについて語った。創業以来、日本の農業を支えてきたクボタの「底力」なるものを本記事で紹介する。
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Biz/Zineセミナーレポート
サイボウズ青野氏とアイディール・リーダーズ永井氏が答える、次世代組織の企業理念と社員の幸福とは?(次世代組織を考える NEXT VISION Vol.1)
企業の成長を考える上で、社員のやりがいや幸福度が注目されている。一方で、企業の成長と社員の幸せは同じベクトルを向いているのか、という疑問の声も聞かれる。企業の成長と社員の成功を両立するにはどうしたらいいのだろうか。 そんな疑問に答えるべく、アイディール・リーダーズ株式会社では「次世代組織を考える」をテーマに据えた対談イベントNEXT VISIONを主催。第1回は代表取締役の永井恒男氏が、ゲストのサイボウズ株式会社代表取締役社長 青野慶久氏とともに、会場からの質問に答えながら、企業理念と働き方、社員の幸福について議論した。イベントの様子を紹介する。
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「大企業による新規事業」のリアル
大企業に所属している感覚はない──eiicon中村氏・富田氏が語る企業内起業の実践(第6回 ゲスト:eiicon company中村亜由子さん、富田直さん)
前回に引き続き、新規事業開発に携わる方へのインタビューを通して、大企業内での新規事業開発のリアルな事例をご紹介するシリーズ。今回は総合人材サービスのパーソルグループ内でオープンイノベーションのマッチングプラットフォーム「eiicon(エイコン)」を運営する、eiicon company代表の中村亜由子氏と、ServiceDevelopment責任者の富田直氏にお話を伺いました。 登録企業10,000社を突破し、3周年を迎える2020年2月には『OPEN INNOVATION AWARD 2019』を開催するeiicon company。企業内起業にありがちな親会社との付き合い方、1年10ヵ月で単月黒字化した秘訣などをお聞きします。
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Biz/Zineセミナーレポート
MaaSとFintechのキーパーソンが語る、事業者間データ連携とオープンイノベーション()
世界中で社会実装が進むMaaS(Mobility as a Service)。日本では、国土交通省が「都市と地方の新たなモビリティサービス懇談会中間とりまとめ概要」としてまとめているが、日本でMaaSを普及させていくためには、多くの課題を解決しなければならない。今回は、日本のMaaSが抱える課題のうち、「事業者間のデータ連携」について、同様の議論を先行して進めてきたFintech業界と比較しつつ解決策を議論していくパネルディスカッションの様子をお届けする。登壇者は一般社団法人JCoMaaSの理事で株式会社MaaS Tech Japan代表取締役CEOの日高洋祐氏、一般社団法人Fintech協会代表理事会長で株式会社インフキュリオン・グループ代表取締役の丸山弘毅氏、Fintech協会代表理事副会長でfreee株式会社執行役員の木村康宏氏、株式会社マネーフォワード取締役執行役員の瀧俊雄氏。モデレーターをFintech協会分科会事務局長でJCoMaaS理事でもある落合孝文氏が務めた。
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Biz/Zineセミナーレポート
実践者と語った、越境4.0時代のリーダー育成──意義ある越境活動の選び方・使い方、その効果とは?()
組織や個人の変革・成長を目的とし、ビジネスパーソンが所属組織の枠を越えて活動する「越境活動」に注目が集まっている。海外留学や副業・兼業、プロボノ、留職、更にはベンチャー企業との人材交流まで、バリエーションも増える中で、自社や自らにとって本当に意義のある越境活動を見極めるにはどうしたらいいのか。2019年11月6日に開催された「越境4.0時代のリーダー育成~意義ある越境活動の選び方・使い方」では、グローバルな越境活動「留職」をはじめとした様々な越境プログラムを展開するNPO法人クロスフィールズと株式会社マクロミルによる「組織外の活動・経験に関する調査」(以下、本調査)を紹介。早稲田大学大学院 早稲田大学ビジネススクールの入山章栄教授やクロスフィールズ代表の小沼大地氏が評価・解説を行ない、パネルディスカッションでは様々な立場のキーパーソンが「越境4.0時代のリーダー育成」と題して、議論を交わした。
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Biz/Zineセミナーレポート
良品計画金井氏に博報堂デザイン永井氏が問う、「デザイン経営」の本質と実践法()
2018年に経済産業省と特許庁が中心となり、デザインを企業価値向上のための重要な経営資源として活用する「デザイン経営」についてまとめた報告書「『デザイン経営』宣言」が発表された。世界の有力企業が競争力としてデザインを戦略の中心に据えている一方、日本においては「デザイン」という言葉が持つ意味の幅広さもあり、経営と「デザイン」を結び付けられない企業も多い。 そこで、「『デザイン経営』宣言」の策定にも携わったHAKUHODO DESIGN代表の永井一史氏が「デザイン経営」に取り組む経営者を招き、「デザイン」と「デザイン経営」について議論する対談イベント「デザイン経営の実装と実践」を開催した。今回は、株式会社良品計画代表取締役会長兼執行役員の金井政明氏をゲストとし、「世界ブランドをつくる、デザイン哲学のDNA」として語り合った様子を紹介する。
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Biz/Zineインサイト
Tableauが3か月でBI人材を育てるブートキャンプ──企業にデータ分析文化を広めるデータセイバー()
Tableau社は、高度なデータ分析のスキルを習得し、社内外にデータ分析の文化を広める「DATA Saber(データセイバー)」を育成するため、Tableauを特に使っているユーザーを集めた3か月間の集中プログラム「Tableau DATA Saber Boot Camp(タブロー データセイバー ブートキャンプ)」を開講している。今回は、第8期受講生のうち6名と、第1期から8期までの講師を務めたTableau Japanの田中香織氏に、ブートキャンプでの学びと、企業でデータセイバーが担っていくデータドリブンカルチャーの普及について聞いた。
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「大企業による新規事業」のリアル
三井不動産光村氏が語る、オープンイノベーションに必要な2種類のイントレプレナーとは?(第2回 ゲスト:光村圭一郎さん)
前回は、大企業による新規事業開発の成功を妨げる3つの要因を説明しました。今回からは、実際に大企業で新規事業開発に取り組まれている方へのインタビューを通して、大企業内での新規事業開発のリアルな事例をご紹介していきます。 今回お話を伺ったのは、三井不動産株式会社の光村圭一郎氏です。東京ミッドタウン日比谷の6階にあるビジネス創造拠点「BASE Q」の運営責任者を務める光村氏は、大企業の新規事業開発を成功させるには、オープンイノベーションが最も近道だと話します。光村さん自身の新規事業開発の経験から導き出された、事業を生み出すために必要な「Why」と、オープンイノベーションを成功に導く2種類のイントレプレナーについて語っていただきます。
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Biz/Zineセミナーレポート
激動の時代を読み解く「ゲーム・チェンジ」──イノベーションをもたらす“3つのドライバー”とは?()
「先が読めない不確実な時代」と評されるようになって久しい。所有から利用へ、消費から循環へと、モノやコトに関する価値が大きく変化し、ビジネスのセオリーも刻一刻と変化している。社会や経済情勢が激変する中で、どのように変化を察知し、対応していくべきなのか。2019年5月20日に開催された稲門法曹会*主催の「春の講演会」に早稲田大学商学学術院教授の内田和成氏が登壇し、予測不能な時代に対応する新たな枠組みとして「ゲーム・チェンジ」の読み解き方をテーマに講演を行った。 *早稲田大学出身の法曹の同窓会組織
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意思決定プロセスを変革するOKRとは?
先行企業の担当者たちが答える、OKR導入・運用で躓く点と解決方法とは?(第7回 OKRセミナーレポート 後編)
2019年5月24日、OKRのクラウドツールを開発するResily株式会社主催のセミナーで、BtoCのITスタートアップ企業であるアソビュー株式会社の宮本武尊氏、コネヒト株式会社の宮崎拓海氏、ワンダープラネット株式会社の吉田幸一氏がモデレーターのResily株式会社の堀江真弘氏とともに登壇。各社のOKR導入の概要を説明したのち、参加者の質問に答えた。後編ではその質疑応答の模様を紹介する。
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意思決定プロセスを変革するOKRとは?
アソビュー、ワンダープラネット、コネヒトが語る三者三様なOKRの導入と運用事例(第7回 OKRセミナーレポート 前編)
日本でもOKRを導入する企業が増えているが、すでに運用フェーズに入っている企業はどのようにOKRを活用しているのだろうか。 2019年5月24日、OKRのクラウドツールを開発するResily株式会社主催のセミナーで、BtoCのITスタートアップ企業であるアソビュー株式会社の宮本武尊氏、ワンダープラネット株式会社の吉田幸一氏、コネヒト株式会社の宮崎拓海氏がモデレーターの堀江真弘氏とともに語り合った。そのセミナーの内容を前後編で紹介する。前編では、登壇各社がどのように自社でOKRの導入・運用を進めているかを紹介する。
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Biz/Zineインサイト
「自動たこ焼きロボット」が目指す2つの革新──“キッチンの自動化”と“ロボットのサービス化”()
「調理をロボットで革新する」を掲げるコネクテッドロボティクス。2018年にはハウステンボスでロボットたこ焼き店をオープンさせた同社は、ロボットを使って飲食業界をどのように変革していこうとしているのか。流行りつつある「RaaS(Robot as a Service)ビジネス」、2020年に実用化される5Gによってロボット産業はどのように変わっていくのか。コネクテッドロボティクス代表取締役の沢登哲也氏に話を伺った。
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Biz/Zineインサイト
サッカーもビジネスも“いい指導者”の育成が肝心──プロ経営者須原氏が取り組むJFAの組織変革()
2018年3月、日本サッカーの統括団体である公益財団法人日本サッカー協会(JFA)の専務理事に、プロ経営者である須原清貴氏が就任した。GABAやキンコーズ・ジャパン、ドミノ・ピザ ジャパンで辣腕をふるってきた須原氏は、JFAをどのように変革していくのか。専務理事に就任して1年経ち、見えてきたJFAの課題と、組織変革の現状を聞いた。