「Makuake」ではすべてのプロジェクトを経験豊富なキュレーターが担当し、成功に向けて実行者と伴走している。海外企業のプロジェクトは専門のキュレーターチームが対応し、台湾・香港・中国・韓国などの東アジアやアメリカを中心に、現地の企業と現地の言語で直接やりとりをしているのだという。
海外企業にとって日本市場は、魅力的であると同時に、難しい市場というイメージがあるのだという。しかしハードルが高い一方で、日本市場で成功すれば世界で通用すると考える海外企業も多く、日本進出の第一歩として「Makuake」で日本の価値観や文化などにローカライズしたテストマーケティングに挑戦する海外企業が増えているのだとし、その背景を語る。
そこで、「Makuake」の海外担当キュレーターがこれまで100社以上に対応してきたサポート内容を「Makuake Global Plan」として発表し、正式に提供を開始した。
「Makuake Global Plan」では、「Makuake」でプロジェクトを実施する際にキュレーターがおこなう通常のコンサルティング業務全般に加えて、日本市場及び日本のユーザーに合わせた進め方や訴求方法、コミュニケーションの取り方をディレクションし、必要に応じて経験豊富な翻訳者や制作会社を紹介したり、日本での代理店フォローを希望する海外事業者には実績のある代理店を紹介するなど、より深くサポートを行うとしている。
海外プロジェクト事例
「Makuake」初となる海外企業のプロジェクトは、2016年11月に開始した、スマートフォンに装着可能な360°カメラ「Pi SOLO」。台湾のパソコン受託生産大手Quanta Computer社によるプロジェクトで、同社初となる自社ブランド製品で日本市場に参入するため、初めてのクラウドファンディングに挑戦。プロジェクトページの設計から、掲載する写真の撮影カットや日本のユーザーに合わせた利用シーンのアドバイス、翻訳や日本語表現の監修、デザインに至るまで、当社スタッフ全面サポートのもと「Makuake」を実施。結果として、当時記録的となる1,000万円近い支援金額を集め、この実績が一般販売につながり、 日本市場でも成功をおさめた。
他には以下のような支援事例がある。
- 台湾・Minfort社による木製スピーカー「MIN7」
- XROUND社の小型サラウンドプロセッサー「XPUMP」
- 韓国・welle社の360 °スピーカー内蔵のサイドテーブル「Mellow」
- 香港・Vinpok社のワイヤレスメカニカルキーボード「Taptek」
- アメリカのMOFT社による薄型ノートPCスタンド「MOFT」