今回発表したオリジナルブランド「リノする!」は、中古戸建住宅のリノベーションプランを、安江工務店が開発した人工知能「RRAI(ダブルアールアイ)」を活用し、完成イメージを3Dパースで提案することができるもの。新事業のコンセプトは“住宅を購入したあとの暮らしの充実”だという。「戸建住宅に住みながら資産形成」「住宅ローンがあってもゆとりある生活」といった、新築住宅と比較した場合のメリットを打ち出し、“中古住宅を購入することならではのベネフィット”の浸透を図る。
「RRAI」は人工知能(AI)を組み込んだ不動産事業者向けプランニングシステム。「RRAI」に間取りや予算を入力するだけで、「リノする!」が提供する中古戸建住宅のリノベーション提案が、イメージパース等を含め顧客へ提案することが可能となる。従来は建築ノウハウを持たない不動産仲介事業者では実現できなかった「リノベーションプランニング」や「費用見積り」も、「RRAI」の導入によりその場で瞬時に作成可能になり、中古戸建物件のリノベーション提案を可能とすることで、付加価値型の中古住宅の流通が活性化できるという。
安江工務店は、2020年末までに不動産事業者等へ向けて「RRAI」を全国に公開し、中古住宅リノベーション提案のクオリティやスピードアップ、耐震診断、インスペクション等をサポートすることで、中古物件紹介・販売の活性化を図り、空き家問題の解決を目指すとしている。