イノベーションのジレンマ 増補改訂版
「偉大な企業はすべてを正しく行うが故に失敗する」
業界トップ企業が、顧客の意見に耳を傾け、新技術に投資しても、なお技術や市場構造の破壊的変化に直面した際、市場のリーダーシップを失ってしまう現象に対し、初めて明確な解を与えたのが本書である。
著者、クリステンセン教授が掲げた「破壊的イノベーションの法則」は、その俄に信じがたい内容にも関わらず、動かしがたいほどに明晰な事例分析により、米国ビジネスマンの間に一大ムーブメントを引き起こした。 この改訂版では、時代の変化に基づく情報更新と破壊的イノベーションに対応するための組織作りについて、新章が追加されている。
イノベーションへの解
『イノベーションのジレンマ 増補改訂版』(弊社刊)では、利益を最大化させる資源配分メカニズムが、特定の状況下では最良企業を滅ぼすことを説明した。それに対し、本書では、新事業を予測どおり発展させる立場にあるマネージャーに指針を与える。
収益ある成長事業の構築とは、あまりにも膨大なテーマである。そのためここでは、成長を生み出すために、あらゆるマネージャーが下さなくてはならない、九つの意思決定に的を絞った。これらはイノベーションのブラック・ボックスのなかで成功するための重要な決定である(本書より)。
イノベーションの最終解
本書は、「イノベーション」という言葉を世に知らしめた『イノベーションのジレンマ』、イノベーション・マネジメントの新基準を示した『イノベーションへの解』、などで展開してきた理論をさまざまな業界に応用し、イノベーションがもたらす破壊を予見するための手法を示した画期的到達地点となる。
業界全体の動向を判断するための理論的枠組みを提示し、ビジネスチャンスのありか、競争相手の実力、戦略的判断、非マーケット要因の見きわめ方を詳述する。そして、業界全体の未来を見通すレンズを提示する。
イノベーションへの解 実践編 イノベーターの確たる成長に向けて
優良企業におけるイノベーションがはらむ落とし穴を実証し、衝撃を与えた名著『イノベーションのジレンマ』。そして「破壊される側ではなく破壊者となった立場」で書かれた『イノベーションへの解』、さらに破壊を予見するための手法を示した『明日は誰のものか』。しかし、理論がわかったところで、「具体的にどうすればよいのか」という疑問が立ちふさがり、依然としてジレンマから抜け出せないままである。
そこで、本書が実践的な解決を提示する。クリステンセンが共同創立者として立つ、イノサイト社のトップらによって、さまざまな企業事例の集大成から実践的な解を導き出した。「イノベーションにおける落とし穴」、FAQ、各章の終わりには、ワークシートや演習問題等があり、まさに即実行できる手引きとなっている。
教育×破壊的イノベーション 教育現場を抜本的に改革する
日本企業が1970年代と80年代にアメリカの競合企業を追い抜いていた理由として決まって挙げられたのが、日本の人口はアメリカの四割でしかないのに、数学、科学、工学を学ぶ生徒がアメリカの四倍もいるという説だった。しかし日本が繁栄を遂げると興味深いことが起こった。理工系志望の学生や、理工系の学位を取得する学生の割合が、この20年にわたって低下しているのだ。なぜこんなことが起こったのだろうか?
日本で理工系学生が減少しているのは、日本の教育制度のせいではない。だがこの傾向に歯止めをかけるには、教育制度が解決の一翼を担わなければならない。これを変えるのはたやすいことではない。しかし何十年もの間日本の成長の大きな推進力だった破壊的イノベーションが、いまひとたび助けとなって道を切り拓いてくれるだろう。
本書の理論が日本のすべての関係者に、問題に取り組むための共通の枠組を与えることを、そしてそれによって日本の教育制度の改善と、ひいては日本の構造自体の強化を図るための、常識に反するようにも思われる措置について、関係者が一丸となって共通の結論に到達できることを、われわれは何にも増して願っている(本書より)。
イノベーションのDNA
本書は『イノベーションのジレンマ』のクリステンセンが贈る、イノベーションの源泉となる「人(とその能力)」についての言及にフォーカスをあてる(本書のもととなった論文は2009年マッキンゼー賞を受賞)。六年の年月を費やして、スティーブ・ジョブズ(アップルCEO)、ジェフ・ベゾス(アマゾンCEO)、アラン・ラフリー(P&G 前会長)などに代表される革新的な経営者25人と、3,500人を超える先見の明のある起業家を分析し、彼らがどのように創造的なアイデアや事業戦略を生み出したのかを5つのスキル(能力)にまとめあげている。
そして、イノベーションを起こす能力は、けっして先天的なものではなく、後天的に育成できる、と結論づける。さらにその能力の特徴と開発手法を具体的にほりさげていく。
イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ
本書は『イノベーションのジレンマ』をはじめ、多数の名著を著した技術経営の大家クレイトン・クリステンセンが、これまで自身が教えてきた経営戦略を人生訓に落としこんで語る一冊です。
2007年に心臓発作、そして2年後にガン(悪性腫瘍)、さらに2010年には脳卒中で倒れたクリステンセン教授。戦略論や経営学の分野では最高峰にある教授が、抗がん剤と戦って髪が抜け落ちた体に鞭打ち、最後の授業で何を伝えたかったのか。本書のもととなった「HOW WILL YOU MEASURE YOUR LIFE ?」(HBSに掲載された論文)は、HBS史上最多のダウンロード数を獲得しています。
技術とイノベーションの戦略的マネジメント 上
本書は、名著『イノベーションのジレンマ』によって、技術革新がもたらす市場支配と企業経営の間にある逆説的な関係に光を当てた、クリステンセンをはじめとする大家3人が厳選した90本の論文を上下巻に分けて収録した名著の完全翻訳版の上巻です。
アマゾン、マイクロソフト、アップル、シスコ・システムズなどのIT企業はもちろん、医薬品、電化製品から玩具にいたるまで、業界を代表する企業から生まれた技術革新を、当時の経営者や研究者の証言と詳細なデータ、そして緻密な分析によって解き明かしていきます。
技術とイノベーションの戦略的マネジメント 下
本書は、名著『イノベーションのジレンマ』によって、技術革新がもたらす市場支配と企業経営の間にある逆説的な関係に光を当てた、クリステンセンをはじめとする大家3人が厳選した90本の論文を上下巻に分けて収録した名著の完全翻訳版の下巻です。
マンガと図解でわかる クリステンセン教授に学ぶ「イノベーション」の授業
本書は、重要だが難しいと言われるクリステンセン教授の『イノベーションのジレンマ』、『イノベーションへの解』を、以下の4つのポイントでわかりやすく図解と事例で解きほぐします。
1.「イノベーション」の基本理論、2.「破壊的イノベーション」の戦略、3.「イノベーション」戦略における人や組織の選定、4.「イノベーションのジレンマ」の理論に基づく日本企業の事業・組織事例の解説。気難しすぎて挫折した人も、まだ読んでいない人も、この1冊で大丈夫! イノベーションの名著(700ページ超)が3時間で理解できます。
「ジョブ理論」完全理解読本 ビジネスに活かすクリステンセン最新理論
本書はクレイトン・クリステンセンの書『ジョブ理論』(ハーパーコリンズ刊)の内容を、実践的にわかりやすく解説した本です。
クリステンセンの本はこれまで『イノベーションのジレンマ』をはじめ、経営理論書として企業の経営層やリーダーの必読書として浸透してきましたが、最新の『ジョブ理論』は、マーケッターや事業開発者などより幅広い層に受け入れられています。
本書は、クリステンセンの本がナラティブに解説されているのとは対象的に、なるべく フレームワークなどを提示して、日本人にとっても親しみやすい事例などを踏まえ、実際のビジネスのヒントとして「使いやすさ」を意識して書かれています。