増加する単身世帯向け住宅におけるキッチン環境の課題
昨今、未婚率の増加や核家族化の影響を受けて、単身世帯が増加している。2040年には単身世帯の割合は約40%に達すると予測されている。都内の単身世帯向けの賃貸住宅では、約4割が延べ面積29㎡以下となっており、これらの住宅に備え付けられたキッチンは、まな板も置けない狭い調理スペース、同時調理が困難な一口数コンロ、調理器具や食器を収納するスペースが少ない等、料理しづらい環境になっている。このような不便なキッチン環境の住宅に住む人は、東京圏への人口集中や単身世帯の増加に伴い、今後も増えていくことが予想され、健康や節約のために料理をしたくても、充実したキッチン環境がないことで料理を諦めてしまうことは想像に難くない。
理想のキッチンが見つかる不動産情報サイト「たのしいキッチン不動産」提供開始
たのしいキッチン不動産は、これまでの不動産情報サイトでは知ることが出来なかった、キッチンの詳細情報が掲載されているという。キッチンの充実度がひと目でわかるスコアや、コンロ数、調理スペースの広さなどのキッチン設備から物件を探すことができる不動産情報サイトになっている。パソコンとスマートフォンに対応。
たのしいキッチン不動産の特徴
1.キッチン設備から物件を探せる
「3口コンロ以上」「魚焼きグリル付き」「大型冷蔵庫対応」「広々調理スペース」「広々シンク」など、従来の不動産情報サイトでは検索できなかったキッチンの設備から物件を探せる。
2.キッチンの充実度がひと目でわかる
調理スペースの広さや収納力などからキッチンの充実度を「KiT」という単位のスコアで算出。充実したキッチンをひと目で探すことが可能になっている。
3.豊富なキッチンの写真から物件探しができる
キッチン全体だけでなく、設備や収納の中身など、物件ごとにキッチンの詳細写真が複数枚掲載。入居後をイメージしてわくわくするような写真を見ながら物件探しができると述べている。
調査結果:引越し先で充実したキッチン環境を重視したい人が過半数を越える
本サービスの企画にあたり、クックパッドが実施したアンケート調査によると、引越し先の物件を選ぶ際に重要視される「駅までの距離」「家賃」「リビングの広さ」の、「各条件を妥協しても充実したキッチン環境がある物件を選ぶ」との回答が過半数を超える結果となり、物件探しにおけるキッチン環境を重視するニーズが見えてきたという。別途実施したインタビュー調査では、「キッチン設備や広さが、料理のしやすさに大きく関わってくる」ことや「キッチン利用頻度が高い人は、キッチン環境の良し悪しが日々のストレスに影響するため、物件選びにおいてキッチン環境を重視する」などの傾向が見えてたのだという。
これらの調査から、物件選びにおいてキッチン環境を重要視するニーズはあるが、従来の不動産情報サイトでは、キッチンの充実度を軸とした物件検索ができなかったり、物件情報にキッチンの広さや収納などの設備詳細が掲載されていない場合が多く、キッチンにこだわった物件選びが困難な現状がわかってきた。
「住宅選びにおけるキッチンの重要性」についてのインターネット調査
- 調査期間:2019年8月26日、2019年11月12日
- 調査手法:インターネット調査(Google Surveys)
- 人数:500人
- 年齢:25~54歳
- 性別:すべての性別
- 地域:東京都