第10回となるPLAZMAでは、前日までは通常どおり、参加者が会場に来場するセミナー形式で開催予定だったが、集団感染拡大の抑止のために、全セッション動画のインターネットライブ配信を実施した。1,300名ほどの事前申込みがあり、過去の実績から想定来場者数は600~700名と見込んでいた。しかし、実際には両日合わせて400名の来場と、オンラインの視聴者数は17日835名、18日852名と、約1,200名(来場400名+オンライン800名)が視聴する結果となり、これは事前申込みの9割および想定来場者の200%を超えてコンテンツを提供できたことになる。
視聴状況は、平均視聴時間は約90分で、これは視聴者あたり2セッション(1セッション40分)視聴した計算となる。また、総視聴時間は3,700時間であった。
Arm Treasure Dataのマーケティングマネージャーである小林 広紀氏は次のように述べている。
「もともとライブ配信の構想はありましたが、今回集団感染のリスクを軽減するためにインターネットライブ配信を決断しました。開催当日の決断でしたが、過去の開催で録画撮影を実施していたこと、『Brightcove Live』を駆使したことで、開場まで短時間しかないなかでもライブ配信を実現することができました。イベントの成功を確実にするために、ブライトコーブもライブ配信を問題なくサポートしてくれました。今回のPLAZMA 2020 KANDA 終了後に、SNSやチャット上に高評価のコメントや感謝の声が多数上がっていることを確認し、ライブ配信により多くの方にご満足いただけたことを大変嬉しく思っております」
Arm Treasure Dataのマーケティング担当ディレクターである堀内 健后氏は次のように述べている。
「トレジャーデータは、動画を含むオンラインマーケティングを強化していきます。一方で、今回のPLAZMAなどのイベントを含むオフラインの活動については、新たな価値を再定義していく必要があると思っています。今後もデジタルトランスフォーメーションを支える企業として、われわれ自身も、様々な取組みに挑戦していきたいと思っています」
ブライトコーブの代表取締役社長兼本社シニアバイスプレジデントである川延 浩彰氏は次のように述べている。
「新型コロナウィルスの脅威によりオフラインからオンラインへの迅速な対応を求められる状況の中、我々がテクノロジー面からトレジャーデータ様をご支援できたことを嬉しく思っております。当初の来場者想定を大幅に上回る、9割の方々がイベントコンテンツに接触されたことは、日本における集団感染の脅威が広がる状況において、大変素晴らしい結果だと思います。Brightcove Liveは、APIのみならずUIでも提供を行なっており、様々なニーズに迅速に対応できるライブ配信ソリューションです。我々は、今後もテクノロジー面から多くのイベントホルダー様や、コンテンツホルダー様に貢献できることを期待しております」
今回の「PLAZMA 2020 KANDA」でのライブ配信の経緯や実施した手応え、無料ツールやBrightcove Liveを利用してはじめるライブ配信などに関するセミナーも開催するとしている。