パナソニックが今回発表した事業戦略では、「エッジデバイスのさらなる進化」「AI画像センシング技術の先鋭化」「世界最高水準の顔認証技術をより多くのお客様に」を掲げている。
エッジデバイスのさらなる進化
1.パナソニックのUXデザイン哲学
100年にわたり製造業で培ってきたノウハウと、家電のDNAを生かした直感的なUIで、さらにユーザビリティの向上を追求する。
2.国内シェア1位のセキュリティカメラのさらなる高機能化
エッジデバイス側にAIが搭載されたアプリケーションを導入することで、サーバーへの負担を軽減して実現する監視用途以外の付加価値を提供する。
AI画像センシング技術の先鋭化
1.学習データの自動生成による認証精度向上の取り組み
様々な撮影環境・検知対象などを人工的に自動生成する独自の拡張技術を強化することで、広範囲にわたって収集することが困難なデータを豊富に取り揃えており、今後も引き続き、スピーディな認識精度向上を実現していくという。
2.マルチモーダルセンシング技術
視覚的に認識が困難な事象を、音声などの他のセンシング技術で補完し、特定できるようにする。顔、人の骨格や動き、音、モノの形状などの複数の認証要素を組み合わせることにより、より正確かつ迅速に状況の把握をすることが可能になり、効率的な社会課題の解決につなげられるとしている。
世界最高水準の顔認証技術をより多くのお客様に
アプリケーション提供プラットフォーム構築
継続的に利用ニーズの高い顧客にAPIでの利用を推進していく。さらに、SaaS上に顔認証機能だけではなく、他のサービス(例えば決済等)も組み合わせた形で、必要なソフトウェアをサービスとしてオンデマンドで提供することも検討しているという。