今回両機関で開始した共創事業では、山口大学が持つ医療現場とアカデミアの専門性、エクサウィザーズが持つAI開発企業の技術力と事業開発力を活用し、医療現場のニーズを抽出・発掘することで、新たなAIシステム実装に取り組む。
まず取り組み始める領域として、「フレイル予防に向けたパーソナルヘルスレコード(PHR)とAI解析の融合による行動変容ツール開発」「受精卵タイムラプス画像のAI解析による良好胚の選別」「CT画像などのAI解析に基づく虐待が疑われる児童の医学的判別支援システム構築」の3テーマをはじめ、ワークショップなどを定期的に開催することで、各診療科でのテクノロジー活用ニーズも今後さらに発掘・追加していくという。
エクサウィザーズの動画像や音声、テキスト等の非構造化データを用いたAI開発力およびソフトウェア開発力を組み合わせることで、研究開発にとどまらない医療現場への実用化を前提に、AIを利活用した新たなイノベーションとビジネス創出を目指すとしている。