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エプソン、「カーボンマイナス」および「地下資源消費ゼロ」を目指し『環境ビジョン2050』を改定

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 セイコーエプソン(以下、エプソン)は、持続可能でこころ豊かな社会の実現に向け、2050年のありたい姿である「環境ビジョン2050」を改定した。2050年に「カーボンマイナス」および「地下資源消費ゼロ」を目指す。

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 2050年をゴールとしたこのビジョンは、2008年に策定、取り巻く環境の変化に合わせて2018年に一度改定している。今回の改定は、長期ビジョン『Epson 25 Renewed』策定の一環として、エプソンが将来にわたって追求するありたい姿として設定した「持続可能でこころ豊かな社会の実現」を目指すためのものだという。

 具体的には、脱炭素と資源循環という大きな社会課題への取り組み姿勢を強く示すための目標を策定し、その達成に向けた取り組みを進めていくとしている。

達成目標

  • 2030年:1.5℃シナリオに沿った総排出量削減
  • 2050年:「カーボンマイナス」「地下資源消費ゼロ」

アクション

  • 商品・サービスやサプライチェーンにおける環境負荷の低減
  • オープンで独創的なイノベーションによる循環型経済の牽引と産業構造の革新
  • 国際的な環境保全活動への貢献

 2021年3月18日に、エプソンの長期ビジョンとして策定した『Epson 25 Renewed』では、このビジョンのもとで、「脱炭素」と「資源循環」に取り組むとともに、環境負荷低減を実現する商品・サービスの提供、環境技術の開発を推進することを定めている。

 脱炭素、資源循環、環境技術開発への費用投下は、2030年までの10年間で1,000億円を予定しており、これによりサプライチェーンにおける温室効果ガス排出は200万トン以上の削減を見込んでいる。また、この1,000億円以外にも、経営資源のほとんどを、環境負荷低減に貢献する商品・サービスの開発に集中し、お客様のもとでの環境負荷低減に貢献していくとしている。

 さらに、全世界のエプソングループ拠点において使用する電力を、2023年には100%再生可能エネルギーとすることを決定している。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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