「食と健康の課題解決企業」を目指す味の素は、次世代の主流となる1995~2009年生まれのZ世代を、こころとからだの健康価値や社会価値向上に繋がる新たなフードスタイル・先進的な食マーケティングのビジネスモデルを築くベースとなる重要なターゲットとして位置づけている。
そこで今回、若年層向け新事業創造の専任組織であるZ世代事業創造部を新設する。Z世代の価値観や真に求めているものを追求し、「食と健康の課題解決」のための価値提供を行う事業創出をグローバルに加速するという。
同部新設に当たり、Z世代の価値観に寄り添い、生活動線に立脚した事業検討を進めるため、新事業検討チームのリーダーに30代の若手基幹職、チームメンバーには社内公募により選出された20代の若手人材3名を起用する。これらのメンバーにより、既存事業の枠組みに捉われることなく、Z世代視点・生活者視点で自由に発想し、新領域製品や新チャネルの開発、デジタル技術を活用した新ビジネスモデルなどの事業創出をスピーディーに行うことを目的とし、事業立案・事業開発・市場定着まで一貫して実施する。
また同部は、従来の社屋ではなく、渋谷スクランブルスクエア15階の共創施設「SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)」をベースとして活動する。Z世代と繋がりの強いスポットを拠点に、スタートアップや大学等と新たな価値を共創することで事業化を推進し、2021年度中にZ世代向け新製品または新サービスを上市する予定だとしている。