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コマツ、生産現場のDXを促進する「KOM-MICS」をクオリカより販売開始

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 コマツは、生産現場で培った技術とノウハウを活かした生産プロセスにおける課題解決と生産性向上を実現する「KOM-MICS」をクオリカを通じて販売開始した。

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 コマツは、日本の製造業の発展、特に中小企業の生産現場のDX化促進に寄与することを目的として、「KOM-MICS」を他企業にも販売し、クオリカを通して提供していく。

 「KOM-MICS」は、工作機械やロボットから稼働データおよび加工データなどの各種データを収集し、それを分析することで、工場の稼働状況の可視化や最適化に向けた施策立案を支援するプラットフォーム。前中期経営計画よりコマツは「つながる工場」活動を推進し、その一環として生産ラインを見える化・改善する「KOM-MICS」を自社開発した。このプラットフォームは、国内外のコマツグループ生産工場および協力企業に展開され、これまでに機械加工機約1,000台、溶接ロボット約500台に接続され、サプライチェーン全体の生産性を飛躍的に向上させている。また、顧客が使用している様々なメーカーの既存の工作機械やロボットに対しても安価かつ容易に後付けが可能であり、ICTに関する特別なリテラシーが要求されないことから、様々な生産現場への適用が期待できるという。

 「KOM-MICS」は、以下の3つのサービスで工場内のさまざまな生産現場からのデータを収集し、そのデータの見える化を実現する。

  • KOM-MICS Logger:生産現場とViewerをつなげるためのロギングソフトウェア
  • KOM-MICS Cloud:生産現場から取得した様々なデータを保存、管理する
  • KOM-MICS Viewer:生産現場のデータを見える化し、問題点の改善、品質および生産性を向上させる

 今後は、適切な権限管理のもとで生産プロセスにおけるあらゆるデータを集め、外部パートナーと連携し生産現場のみならずサプライチェーン全体の生産性向上が可能なアプリケーションを提供予定だという。

 さらに将来に向けて、あらゆる業態から広くパートナー企業を募り、多くのパートナー企業とエコシステムを確立し、持続的に発展可能なオープンプラットフォームを構築していく。そして、プラットフォーム上で多くのユーザーにアプリケーションを利用してもらうことで、安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場の実現を目指すとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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