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NEC、那覇空港に顔認証技術を活用した税関検査場電子申告ゲートを提供

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 日本電気(NEC)は、那覇空港向けに、顔認証技術を活用した税関検査場電子申告ゲートを提供した。税関検査場電子申告ゲートは、財務省税関による運用のもと新千歳空港・成田国際空港・羽田空港・中部国際空港・関西国際空港・福岡空港の国内6空港の税関検査場で2020年7月から稼働しているが、今回新たに那覇空港で本年4月から稼働開始する。

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 電子申告ゲートは、入国旅客による携帯品・別送品申告書の作成の簡易化やスピーディな申告・通関手続きを目的として、税関検査に利用されるもの。NECの顔認証技術を活用して、電子申告端末と出口ゲートでの本人確認を行。また、スマートフォン向けアプリ(以下、税関申告アプリ)を用いた携帯品の電子申告により、申告・通関手続きの迅速化を図るという。NECは、顔認証技術をはじめとするICTを活用し、税関検査場の混雑緩和と待ち時間の短縮に貢献していくとしている。

電子申告ゲートの概要

 電子申告ゲートは、携帯品の申告・通関手続きの電子化を実現する税関申告アプリや電子申告端末、顔認証による本人確認で通過を可能にする出口ゲートなどから構成されている。

1.顔認証技術を活用した出口ゲート

 NECの生体認証「Bio-IDiom」の中核技術である顔認証技術を活用し、税関検査場に設置された電子申告端末で撮影した顔画像と、出口ゲートに設置された顔認証カメラで撮影した顔を照合して本人確認を行う。出口ゲートに近づく人の顔を連続撮影しているため、カメラの位置を意識することなく歩きながらの認証が可能なウォークスルー顔認証を実現し、スムーズな本人確認で税関検査場の混雑緩和や検査待ち時間の短縮に寄与する。

2.税関申告アプリや電子申告端末を用いて、携帯品申告の電子化を実現

 入国旅客の税関検査における携帯品の申告・通関手続きに税関申告アプリや電子申告端末を活用することで、効率的かつ容易に携帯品の電子申告が可能となる。具体的には、税関申告アプリを用いて携帯品の内容などを入力し、アプリ上でQRコードを取得。その後、税関検査場に設置された電子申告端末でパスポートと、アプリに表示されたQRコードを読み取ることで、従来の紙による携帯品・別送品申告書より簡単に携帯品の申告手続きが可能となる。

 また、電子申告端末の操作中に内蔵カメラで本人を撮影し、パスポートのICチップに搭載した顔画像と照合して本人確認も行う。

 なお、電子申告ゲートで撮影した顔画像は、本人確認のための照合にのみ用いられ、ゲート通過後に削除されるという。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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