企業の成長につながる「HRMOS 1on1ガイドライン」を策定
ビズリーチでは、2012年から全社的に1on1を導入。このデータを分析したところ、1on1を実施している従業員は実施していない従業員に比べて、「働きがいを感じる」と回答する割合が多いことが明らかになったという。従業員が働きがいをもって能力を発揮するために、1on1は欠かせない取り組みだという認識に至ったとしている。
HRMOSでは、ビズリーチが2012年から取り組んできた1on1のノウハウを体系化した「HRMOS 1on1ガイドライン」(以降、本ガイドライン)を策定。本ガイドラインは、1on1の心構えや1on1で話すテーマ、コミュニケーションの具体例などを記載し、企業の成長につながる1on1のあり方をまとめているもの。
「HRMOS 1on1ガイドライン」の内容(一部抜粋)
- 1on1の原則
- 上司/メンバーのルール
- 1on1で扱う11のテーマ
- 1on1の進め方の例
- 株式会社ビズリーチの1on1事例
- 効果的な質問、フィードバックやティーチングのコツ など
KDDIパーソナル事業本部が取り組む1on1の推進
KDDIは、2020年7月に新たな働き方に対する宣言を行い、働く時間や場所にとらわれずに成果を出せる、柔軟な働き方の環境整備や制度改革を推進している。従業員一人ひとりが時間や場所にとらわれず成果を出す新しい働き方を実現するために、KDDIパーソナル事業本部では、マネージャーやリーダーがメンバー一人ひとりの可能性を引き出し、成長を支援する役割を担う、「個を見るマネジメント」の対応を進めているのだという。そのようななか、KDDIパーソナル事業本部は、メンバーとの対話を重視する1on1を導入し、「1on1文化」の浸透に向けた取り組みを開始。
KDDIの1on1勉強会や「KDDI版 1on1ハンドブック」の策定を支援
HRMOSは、KDDIパーソナル事業本部の「1on1文化」の浸透に向け、「HRMOS 1on1ガイドライン」に沿った支援を実施。具体的には、1on1の実践に向けた勉強会の実施や、「HRMOS 1on1ガイドライン」を基にした「KDDI版 1on1ハンドブック」の策定の支援等を行った。本支援を通じて、KDDIパーソナル事業本部では、2020年度から1on1ミーティングを運用している。