今回発表したVL版は、「AI活用入門」「AI活用アプリケーションデザイン入門」「AI活用データサイエンス入門」の3科目で構成され、学内開講プログラムと同内容となる。音声や字幕によるガイダンス、講師の解説、デモ動画、オンラインでの演習、時間制限付きの課題研究、ランダムテスト等の多様な機能を有するオンライン・プラットフォームとして、学習効果の最大化を図るため、IBM Watson Assistantを搭載したチャットボットで学習者の質問に回答する仕組みを構築し、いつでもどこでも何度でも受講することが可能となる。受講時間は、1科目あたり20時間程度で構成され、単元ごとに設定されているオンラインテスト(ランダム出題)すべてを一定の正解率でクリアすれば合格し、修了証とオープンバッジが発行されるという。
2022年度以降、「AI活用実践演習A(JavaによるWebアプリケーションデザイン)」「AI活用実践演習B(Pythonによる機械学習・深層学習)」「AI活用実践演習C(Webデザイン)」の3科目を提供科目として順次追加し、2024年度には合計6科目を提供する。今後は企業や自治体をはじめ大学にも提案し、2022年度からは社会人、高校生等へも展開する。2024年度には受講者を年間5万人へと拡大させることで、関西学院大学と日本IBMは、AI人材の創出に貢献していくとしている。