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大成建設が四足歩行ロボットによる建設現場の遠隔巡視システムを開発

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 大成建設は、TechShareと共同で、建設現場における品質や安全の確認などを遠隔で行えるシステム「T-iRemote Inspection」を開発した。また、このシステムを搭載した四足歩行ロボットを首都圏内の建設現場に導入し、その実用性を併せて確認した。今回採用したUnitree社製の四足歩行ロボットは、安価でコンパクトながら優れた運動性能を備えており、日々変化する現場環境に柔軟に対応できるため、現場管理の効率化が可能となる

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 大成建設は、ロボットによる建設現場での遠隔巡視を実現するため、遠隔操作、映像、双方向音声通話などの複数機能を備えた「T-iRemote Inspection」を開発。このシステムを搭載した四足歩行ロボットを用いて、現場内での検査や安全確認などの巡視を行うことが可能となった。このシステムと2021年3月に開発した「T-BasisX」の広域Wi-Fi環境を連携させ、携帯電話回線が使えない地下階や高層階でも、ロボットが安全に歩行しながら、搭載した360°カメラによる現場内の映像記録、定点写真撮影や工程進捗管理など、遠隔巡視による現場管理への更なる活用が可能となる。また、2020年7月に開発したデジタルデータを活用した現場管理システム「T-iDigital Field」とも連携させることにより、建設現場で活用の幅が更に拡がるとしている。

 今後は、自動開閉扉やエレベータの稼働とロボット動作を連動させて、異なる部屋・フロア間を自由に往来できるようにするなど、本システムの適用可能範囲の拡大を図っていく。また、施工から竣工、維持管理を含めた建物のライフサイクルに関わる統合管理システム「LifeCycleOS」の一部としても連携できるよう、システムの安全性や可用性の向上、各機能の改良を進め、更なる管理業務の省人化に努めていくとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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