この協定では、3者で共創して大阪ベイエリアでのシェアリング構想実現に取り組んでいく。
実証実験では、熟練工の経験やノウハウを学習させたAIモデルを地域内でシェアリングすることで、地域製造業全体の生産性向上や品質向上、後継者への技能伝承を実現し、地域産業の強靭化、さらにその先の地域製造業のブランド化につながることをめざす取り組みを実施していく。
シェアリング構想実現の第一弾(IT基盤)として、工作機械に取り付ける刃物について、摩耗状況をAIで判別し、製品品質に影響を与えない範囲で、最大限刃物を有効活用できるシステムを開発・構築し、町工場間でシェアすることで資材の有効活用だけでなく、製品品質の向上を目指していく。
この実験の対象エリアである大阪ベイエリアにおいて、地域製造業の強みやニーズを掘り下げ、汎用AI外観検査に続く、他のシェアリング構想実現に向けて検討を進め、さらなる地域製造業の発展に資する取り組みの具現化を目指すとしている。