この覚書で、セムコープ社がシンガポールに有する発電施設における天然ガスとの水素混焼を通じた発電施設の脱炭素施策も視野に入れ、同社が有するエネルギー分野におけるノウハウに加えて、千代田化工の水素貯蔵・輸送技術、三菱商事の案件開発機能や幅広い産業を事業領域とするグローバルネットワークの強みを融合させていく。それによって、シンガポール国外でカーボンフリーのクリーンな水素を調達し、シンガポール国内に供給するサプライチェーン構築を展開していくという。
三菱商事は、エネルギー・トランスフォーメーションに向けたこの事業の取り組みを加速化させると共に、シンガポールの長期CO2排出量削減、また、持続可能な未来に向け世界の脱炭素化に貢献していくとしている。