大日本印刷(以下、DNP)は、京都市と連携して、伝統工芸や観光資源等の京都の魅力を体験し、人と人が交流できるバーチャル空間「京都館PLUS X」を構築し、3月17日にオープンすると発表した。「京都館PLUS X」は、DNPが2021年7月から運用しているバーチャル空間「渋谷区立宮下公園 Powered by PARALLEL SITE」を活用して開設し、国内外のどこからでも、いつでも体験することができるもの。両者は実証事業としてこの施設を3年間運営していく。
両者は、京都市で開催される様々なイベントと連動して、メタバースならではの展示や体験を「京都館PLUS X」で提供する。「京都館PLUS X」では、京都の石畳やアバターによる案内、京都をイメージした風景を見ることができる。また、モニターや展示ブースで京都市の情報を確認することもできるという。
ユーザーはPCやスマートフォンのブラウザからアクセスすることができる。自分の分身(アバター)となるキャラクターを選び、同時参加しているユーザー同士が音声で会話できるほか、写真を撮影してSNS等で共有するなど、ユーザー同士が自由に交流を楽しむことが可能となる。
DNPは京都市とともに、各種イベントと連動して京都の魅力を発信することで、生活者と京都市をつなぐ要(ハブ)となる「京都館PLUS X」を構築・運用していく。また、「京都館PLUS X」を開設した「渋谷区立宮下公園 Powered by PARALLEL SITE」を運用する渋谷未来デザインとも連携し、バーチャルとリアルでの展示会、アンテナショップ、イベント等を開催し、自治体や企業の新たなコミュニケーションの場を創出していくとしている。