TISは、“デジタルの力によって、マルチステークホルダーと脱炭素を共創し、持続可能で豊かな次世代エネルギー社会を実現する”をコンセプトとする脱炭素ソリューションブランド「Carbony(カーボニー)」を発表した。第1弾ソリューションとして、バーチャルパワープラント(仮想発電所:以下、VPP)プラットフォームを4月より提供開始する。
「Carbony」では、
- エネルギーを供給する企業
- エネルギーを利用する企業・法人
- 個人・家庭
の3つのセグメントに向けて、それぞれの脱炭素につながる取り組みの規模・進行スピードの特性を踏まえてソリューションを開発し、順次提供していく予定だという。また、将来的には異業種とも協業していくことで、脱炭素の社会課題解決型サービスの売上を2023年度までに10億円を目指すとしている。
第1弾ソリューションとして提供する「Carbony VPPプラットフォーム」は、欧州やアジア圏で導入実績を持つアグリゲーション事業者向けソリューション「EIP」(アイオンコミュニケーションズ提供)をベースに、TISの国内エネルギー業界への知見をもとに日本国内でのビジネスに最適化したクラウドサービス。TISは、アグリゲーター向けに、VPPの参入障壁の低減と、ビジネスとしての経済合理化を実現しながら、さらに需要家向けサービスとして新たなエネルギー利活用創出の基盤となる次世代エネルギープラットフォームとして提供していくという。