SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

Biz/Zineニュース

エクサウィザーズ、内製主導のAIソフト開発を支援する「exaBase Studio」を発表

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket

 

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket

 エクサウィザーズは、AI/DX(デジタルトランスフォーメーション)ソフトウェアを顧客が内製し、運営することを可能にする開発環境「exaBase Studio」を発表した。

 exaBase Studioは、わかりやすいUI(ユーザーインターフェース)で、開発の煩雑な手順をオートメーション化することで開発プロセスを大きく変え、AIの民主化を実現。経営者や業務をよく知る社内人材を中心としたサービスの設計・更新、部門をまたいだアジャイル型のサービス拡張を可能にするという。また、エクサウィザーズ社内における、 AI /DXソフトウェア開発の効率も大幅に向上させることが見込まるとした。

exaBase Studio の位置付け:AIマネジメント支援プラットフォームの活用を加速

 エクサウィザーズは、年間約250件のプロジェクトにおいて500社超の顧客に提供してきた技術アセットを「exaBase」として、再利用可能な形で創業以来蓄積。exaBaseは、幅広い産業での実用ユースケース、導入に向けてのノウハウを格納しているという。生産、研究・開発、マーケティング、セールス、カスタマーサクセス、人事など、経営に関する各部門が保有する多種多様なデータを、多様なAIモデルで解析・整理し、経営層・現場それぞれの意思決定を支援するAIマネジメント支援プラットフォーム。

 今回発表したexaBase Studioは、exaBase上で管理しているエクサウィザーズ保有のAIモデルに加え、外部のモデルや内製で開発したモデルも含めて自由に統合し、効率的なAIソフトウェアの設計・開発を支援する開発環境。エンジニアのみが行っていた設計・開発に、現場業務に精通した事業部門や経営者、専門家やUXデザイナーなども等しく参画し、社内データを活用した分析や処理設計、それらを実行するための条件設計、結果を確認するためのUI設計が可能となるという。

exaBase Studioの提供計画:主要業種の顧客とパイロット

 エクサウィザーズはexaBaseの提供を通じ金融/保険、ヘルスケア、製造業/産業財、エネルギー、通信/インフラ、消費財、人材、物流など、日本の主要産業を代表する優良企業を顧客に持つ。exaBase Studioは、特に先進的な取組みを加速したいと考える企業を中心に2022年度下期にパイロットプロジェクトを実施し、来期の本格展開を見据えているという。 課金体系や料金水準などについては、導入顧客の用途領域や範囲に応じて設定していく予定だとした。

exaBase Studioで可能になること:直観的に設計・開発し、連携やアジャイル型を可能に

 exaBase Studioを導入することで、以下のような点が可能となるという。

画像を説明するテキストなくても可
クリックすると拡大します

1:直感的かつ容易な設計・開発、内製を推進

 exaBase Studioは、非エンジニアにもシステム全体像が把握できるようUI・UX(ユーザー体験)を設計。AI/DXソフトウェアの設計、更新・拡張を、機能を示す各コンポーネントを画面上でドラッグ&ドロップしたり、繋がりを設定したりしてノーコード型で実現できるという。関係者の主体的関与やステークホルダーの意思疎通を促進し内製を推進するとした。

2:複雑な実行環境も自動構築、すぐに利用可能

 従来はAIモデル、ソフトウェア、UIなどを個別に実行環境上に設定し、性能や安定性、セキュリティなどを考慮したインフラを構築する必要があった。exaBase Studioでは、業務に必要なこれらの要素を組み合わせて設計したうえで、設計図を自動的に生成。指定したクラウドサービス上にAIモデルやUIなどを自動で構築しすぐに活用可能になるという。

3:多様なAIのオープンな連携で、自由度の高い拡張

 exaBase Studioはエクサウィザーズが exaBase として蓄積してきたAIモデルのアセットやサービス、さらに外部のAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)や、マルチモーダルな様々なAIモデル(構造化データ解析、最適化、画像認識、自然言語解析など)も取り込んで自由に組み合わせてオープンに連携できるとした。

4:アジャイル型の進化

 exaBase Studio はコンポーネントを組み替えるだけで新規ソフトウェアの開発や追加、変更ができ、業務を遂行しながらアジャイル型で現場において試行錯誤しながら改善が可能。顧客企業も処理のロジックを把握し、足りない機能はコンポーネント毎に開発とリリースを繰り返すことができるという。

 これらの特徴から、ビジネス成果に直結するKPI(重要業績評価指標)の向上を目指し、AIモデルやロジックの開発を効率的かつ効果的に進化させていくことが可能だとしている。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
関連リンク
この記事の著者

BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング