ライフタイムベンチャーズは、2022年5月26日、沖縄科学技術大学院大学(以下、OIST)と連携して「OIST-Lifetime Ventures Fund」を設立し、投資活動を開始したことを発表した。
同ファンドは、Health & AgeTech(ヘルスケア・医療・介護・高齢化とテクノロジーの融合)、Future of Work(テクノロジーを活用した働き方の変革)、Cross-border Japan(テクノロジーを活かした越境ビジネスと日本社会の国際化)、Sustainable Living(地球環境と調和の取れた生活を実現するテクノロジー)、Blue Economy(海の健康を守りながら発展する新しい海洋産業)の分野において、社会に大きなインパクトを与えるディープテック・ソリューションの創出を目指すという。インキュベイトファンドからの支援のもと、ライフタイムベンチャーズはOISTと連携し、OISTおよび国内外のアーリーステージのスタートアップを主な投資対象に、総額50億円(約4,000万米ドル)規模のファンド組成を進めすとした。
科学技術や特定領域の専門家を支援し、技術・研究とビジネスの橋渡しをするという共通のビジョンをもとに、ライフタイムベンチャーズとOISTの提携が実現。同ファンドは、資金面での支援に加え、事業計画策定、初期顧客開拓支援、創業期メンバーの採用、チームビルディングなど、創業者が初期の事業立ち上げに必要なサポートを多面的かつ柔軟に提供する予定だという。
OIST-Lifetime Ventures Fundは、日本の大手ベンチャーキャピタルであるインキュベイトファンドのファンド・オブ・ファンズより強力な支援と出資を受ける予定だと述べた。