花王は、科学技術振興機構(JST)の「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」に育成型(地域共創分野)プロジェクトとして採択された「デジタル駆動超資源循環参加型社会共創拠点」に参画し、慶應義塾大学・鎌倉市および参加企業・団体の共創により、「リサイクリエーションラボ」を開設すると発表した。
このプロジェクトは、慶應義塾大学が持つデジタルプラットフォーム・IoT・3D製造技術を鎌倉市に導入し、産官学民が連携して市内で排出されるプラスチックをより付加価値のあるものに再商品化し、地域に還元することで循環型社会の構築を目指すもの。
このプロジェクトでは、花王が実践してきたリサイクリエーション活動を統合し、回収からアップサイクルまでをつないで、市民・自治体・企業のすべてが創造的に参加できる新しいしくみづくりを探索するという。花王は、回収した使用済みつめかえパックを再びつめかえパックへ戻す水平リサイクルへの研究を本格的に進めながら、本プロジェクトのコンセプトである「プラスチック地捨地消」を具現化する地域循環モデルの確立を目指すとしている。