パナソニック インダストリーは、2022年度内に同社の電子回路基板材料・実装補強材料を宇宙空間に打ち上げ、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟の船外実験プラットフォームにて約6ヵ月間の宇宙曝露実験を実施すると発表した。
今回の実験では、同社の多層基板材料「MEGTRONシリーズ」、半導体デバイス材料「LEXCMシリーズ」等を、地球上では再現することが困難な宇宙空間(微小重力・高真空・宇宙放射線・広範囲での温度変化が同時に起こる環境)に曝露させることで、製品に与える影響を確認し、今後の商品開発に活用していくという。
同社は、今後市場拡大が予想される月・火星利用によるビジネスや空飛ぶ基地局(HAPS)等の技術革新に対して、電子材料分野で培ってきた技術開発力と商品提供による貢献を通じて、持続可能な社会の実現を目指すとしている。