SBI損害保険とIBは、チューリッヒ保険およびライフネット生命保険と、保険契約の一元管理プラットフォームを構築。保険加入者の利便性向上を追求する共同プロジェクトを、6月から開始した。
同プロジェクトは、「保険の請求もれをなくす」をミッションとして掲げるFinTechスタートアップであるIBの呼びかけにより、ダイレクト型損保・生保3社が集まり実現したもの。IBによる保険契約管理プラットフォームの開発に対し、損保・生保3社がIBに協力することで、顧客の保険契約管理および保険金請求手続きに関するユーザビリティの向上を目指すという。
顧客が複数の保険会社に加入している場合でも、保険を適切に一元管理でき、万一のときには顧客がより容易に保険金を請求できる仕組みづくりの実現に協力していくと述べている。
役割分担は、IBが仕組みの開発・運営を担い、各保険会社に対して中立な立場での保険契約一元管理プラットフォームを提供。損害保険会社であるSBI損保とチューリッヒ保険、生命保険会社であるライフネット生命は、顧客中心主義を実現するプラットフォームづくりのための検討に参加し、保険加入者、損保各社および生命各社に適応可能な仕組みへの知見をIBに提供する。同時に、SBI損保・チューリッヒ保険・ライフネット生命の3社は、「保険簿」の検証利用を開始し、プラットフォーム構築の検討に活用するとしている。