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情報の掛け合わせがイノベーションを生み出す─ストックマーク緒嶋氏が語る、AIによる「情報収集」のDX

Biz/Zine Day 2022 SummerレポートVol.4

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情報収集・活用のステップごとにリサーチDXを紹介

 ストックマークのキーテクノロジーの1つである「Webクローリング」は、365日国内外の日本語と英語で書かれた35,000以上のWebサイトから情報収集を行い、情報活用SaaSプラットフォーム上に蓄積している。そこでは顧客企業が分析や情報共有を行うことが可能であり、最終的にはアイデア創出や初期調査につながり、リサーチDXを実現するという。

AIによる知的で高速な情報収集・活用で「事業」を生み出す
クリックすると拡大します

 さらにその上で、ストックマークは「Astrategy」「Anews」という2つのプロダクトを提供。記事検索・概況把握から、業界動向、急上昇ワード、記事トレンド、プレイヤー把握、企業比較、将来動向、海外動向までを「Astrategy」の機能が、情報収集、オープンシェア、ナレッジ共有を「Anews」の機能がそれぞれ担っている。緒嶋氏は、これらのプロダクトが実際にこれらのプロセスでどのように役に立つか、具体例を示しながら紹介した。

AIによる知的で高速な情報収集・活用で「事業」を生み出す
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Astrategy

記事検索・概況把握

 「Webクローリング」技術によって蓄積された情報に対して検索をかけると、関連するニュース記事が出てくる。この時Google検索では上位に国のレポートなどが出てくるが、ストックマークの場合は記事やWebニュースが中心で、記事の要約や課題解決策、企業名などをリスト形式で出すことができる。

 緒嶋氏は「記事全文を読まないと完璧には理解できないものもあると思うが、タイトルなどで斜め読みしているように概要を知り、全体を俯瞰的に捉えることができる」と語った。

テーマ入力を行い言語(日英)と期間を設定、高速に記事を一覧化
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検査した記事をAIが分析し、記事内容から企業/課題/解決策などをリスト形式で表示 すべての記事を読まず全体感把握、記事の見極めが可能
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業界動向

 検索した記事がどのような業界から発信されているかを把握することで、業界動向を知ることができる。さらにキーワードをクリックするとAIが抽出してきた情報が表示される。その中には知らない情報もあるだろう。つまり、「知らない情報を偶然に知る」ではなく、知りたいことを深掘りすることで「知らない情報を取りに行く」という行動が起こせるというわけだ。

検査した記事をAIが分析し、業界ごとの記事数分布、キーワード、企業を抽出し結果を一覧化
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急上昇ワード

 検索した記事の中から頻出するワードを抽出することもできる。たとえば、直近基準日90日間で「カーボンニュートラル」というキーワードで検索した情報の中で、頻発する企業名を探すということも可能だ。登場する回数順で掲載され、それぞれに紐付いた記事をすぐに閲覧できる。

検査から抽出された注目企業やキーワードを記事数や上昇などでランキング化 新しいトレンドをスピーディに検知
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記事トレンド

 またキーワードに関連する記事を時系列化で折れ線グラフとして閲覧できる。その中のポイントをクリックすると該当する記事を確認することができる。

キーワードに関連する記事を時系列化 折れ線グラフをクリックすると記事を確認することが可能
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プレイヤー把握

 業界や分野の全体感を、キーワードごとにAIが関連企業を抽出して一覧化する。新しい企業やプレイヤーを発見することができる。こちらも記事件数をクリックすると右側に記事がリスト表示される。

業界/分野の全体感をキーワードどとにAIが企業抽出し企業一覧化 新たな企業の発見、プレイヤー確認が可能
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企業比較

 検索結果の記事をAIで分析して、横軸に企業名、縦軸にキーワードで、記事件数をマトリクス表示する。こちらも該当するセルをクリックすると右側に記事がリスト表示される。すべての記事を読まずとも、全体感を俯瞰することができる。

検索結果の記事をAIが分析、表側「キーワード」、表頭「企業名」で記事件数マトリクス表示 全ての記事を読まず全体感を俯瞰することが可能
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将来動向

 2022年春にリリースされた新機能で、現在最も活用されている機能。⻄暦/企業/記事トピックなどから、2023年から2050年までの将来動向の分類や整理を行い、ロードマップとして表示する。新たな事業機会の発見や、競合企業との差別化検討などが可能になる。エクセルでのダウンロードも可能となっており、フィルターでの非表示なども簡単。関連するトピックスを時系列で閲覧できるので、業界としての関連性などを把握しやすくなる。

西暦/企業/記事トピックなどから抽出し、将来動向の分類や整理を高速作成 新たな事業機会の発見、競合企業との差別化検討など利用用途は多岐にわたる
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海外動向

 英語で書かれた海外の記事についての調査も可能。キーワードだけ設定すれば、日本語と同様に情報収集・整理が可能。日本語の記事が少なくても、海外では多いということはよくあることであり、海外記事も閲覧ができるメリットは大きい。また、同一のテーマやキーワードを日英で比較することで、日本の記事では見られなかったキーワードも拾うなど、動向や情報の違いを容易に把握することができる。

テーマを英語で記事検索することで、英語記事も一覧化(英語検索は2020/11~) 記事検索/プレイヤー把握/企業比較まで対応
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同一のテーマ/キーワードを日英で設定することで、国内と海外記事の動向や違いを容易に把握することが可能
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Anews

情報収集

 Astrategyで業界や分野の情報を整理・構造化し、そこから得られた情報をベースにAnewsでさらに情報収集につなげていく。たとえば、Astrategyでテーマやキーワードを抽出し、それをAnewsに登録するだけで約35,000サイトの中から最新記事がレコメンドされるようになっている。日本語と英語の両方のセットが可能で、英語の場合は見出しも翻訳される。

Astrategyでテーマやキーワードを抽出後、Anewsに登録することで最新記事をレコメンド
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オープンシェア

 得られた記事を蓄積し、マークやコメントをするだけで、チーム内でシェアすることも可能。さらに誰が共有し、コメントしてくれたかなども把握できる。また、興味関心などによってタグを付け、管理することも可能。

記事カセットには共有機能(マーク/コメント)が付いており、チームの共有頻度 共有されたものはすべてストック
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蓄積した情報を事業開発・経営判断に役立てる

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この記事の著者

伊藤 真美(イトウ マミ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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