INPEXは、地熱事業を目的とする子会社として設立したINPEX地熱開発を通じて、インドネシア共和国におけるラジャバサ地熱事業に参画したと発表した。
同事業は、同国スマトラ島南東部のランプン州に位置するラジャバサ地熱鉱区において、ENGIE SA、住友商事および同国の民間地熱発電事業デベロッパーであるPT Supreme Energyが、同事業会社であるPT Supreme Energy Rajabasaへの出資を通じて、共同で探鉱活動を実施してきたもの。
INPEXは、INPEX地熱開発を通じ、ENGIEの関係会社であるENGIE Global Developments B.V.(EGDBV)が保有するPT Supreme Energy Rajabasaにおける発行済株式の31.45%を取得し、同事業に参入するという。
同事業では、既に地表調査および物理探査などを通じて、一定の地熱資源ポテンシャルが確認されており、今後、探鉱活動などを通じて開発移行に足る地熱資源を確認できた場合は、同国地熱事業の拡大に資することが期待されるとしている。
また、INPEX地熱開発は、2022年10月10日にジャカルタ事務所を開設。INPEXは、同国および周辺地域での地熱事業を積極的に推進していくという。
ラジャバサ地熱事業の概要
- 所在地:インドネシア共和国ランプン州
- 探鉱期間(予定):2023年以降