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Relicホールディングス、スタートアップスタジオ「ZERO1000 Ventures」を開始

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 Relicホールディングスは、連続的・同時多発的にスタートアップ企業を創出するスタートアップスタジオ「Relic Startup Studio : ZERO1000 Ventures」を開始し、第1号案件として、Relicの社員による社内起業・新規事業からのカーブアウトにより、プロダクトの伝播を促進する事業を展開する「RUFU株式会社」を設立した。

 スタートアップスタジオとは、近年注目を集めているスタートアップ企業を立ち上げるアプローチの1つで、「同時多発的に複数の企業を立ち上げ、起業家やイノベーターが新しいコンセプトを次々に打ち出す上で理想的な場を提供する組織」と定義されている。起業家が事業を立ち上げる際の課題を解決するための仕組みや、起業に必要な環境を提供する組織のことだという。

 Relicホールディングスのグループにおける中核事業会社であるRelicは、これまでの経験や事例・実績から、不確実性が高く変化の激しい現代における、新規事業開発やスタートアップにおいて成功確率や再現性を高めるためには、企業内やスタートアップエコシステムにおいて事業の質と量を担保しながら、挑戦を中長期的に継続する「良質な多産多死」を実現する必要があると考えているという。

 同社は、これまでの活動や経験を通じて昨今の起業支援について見えてきた課題として、起業における「再現性」「多様性」「可逆性」の3つを挙げている。

 再現性については、起業の成功確率を高めるための型やノウハウ、リソースやインフラが不十分であること。多様性については、本来起業家のビジョンや事業の性質によって十人十色で然るべき起業の形や経営スタイルが固定化され、視野狭窄に陥り最適な選択ができていないこと。可逆性については、資本政策含め、後戻りできない、やり直せない、立ち止まれない場面が多く、起業家を苦しめているとしている。

 このような課題を解決し、起業家ファーストで挑戦しやすい環境を実現することで日本のスタートアップエコシステムへの貢献を行うため、ベンチャーキャピタルではなく、自由な全方位型スタートアップスタジオ「ZERO1000 Ventures」を開始したと同社は述べている。同プログラム名には、ゼロから1,000の事業を創るという想いと、ゼロから1,000億規模の事業を創るという志の双方を込めているという。

ZERO1000 Venturesの概要と特徴

 Relicグループのアセットを活用しながら、スタートアップとしての事業開発に挑戦するプログラム。会社員としてRelicグループで雇用や給与を保障された状態で事業検証活動を行い、最終的にはカーブアウトしてオーナー創業者としての独立を目指すものだという。

 起業家としてのマインドセットやドメイン理解を深めるための研修、アイディエーション、プロトタイピングを利用した検証など、立ち上げから検証後のフェーズまで、Relicのアセット、検証費用最大1,000万円を活用し、事業立ち上げを行う。起業を志す人であれば誰でも、何度でもエントリー可能だとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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