サプライチェーン優先経営において経営トップが進めるべきこと
経営トップは、このような事業環境変化を受け入れ、意識を転換し、改革を進めていく必要がある。具体的には次の3点を進めてほしい。
- サプライヤとの関係性構築
- サプライチェーン構造改革を柔軟に行う
- 原材料高騰などの売価への反映
1つ目の「サプライヤとの関係性構築」は、第3回のサプライヤ・モチベーション・マネジメントでその具体的な方策を述べた通りだが、これは経営トップが自ら進めるべきである。サプライチェーン部門、調達部門の取り組みだけでなく、経営トップが定期的なコミュニケーションを行うことが、サプライチェーン全体での競争優位や持続可能なサプライチェーン基盤づくりにつながることは言うまでもない。