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モノが買えない時代の「サプライチェーン優先経営」

サプライヤとの関係を強固にする「サプライヤ・モチベーション・マネジメント」とは? 実践メソッドを紹介

【第3回】

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 “モノが買えない時代”の「サプライチェーン優先経営」における実践知を解説する本連載。第2回では、モノが買えない時代に企業がとるべき3つの対応策―「在庫の確保」「マルチ化」「サプライヤとの関係づくり」と、そのポイントについて説明した。今回はその中から「サプライヤとの関係づくり」に効果的な取り組みであり、筆者が提唱する「サプライヤ・モチベーション・マネジメント」について解説する。

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サプライヤ・モチベーション・マネジメントとは

 サプライヤとの関係づくりや、評価の改善、リスク管理などを目的とした情報収集・共有を行う取り組みは「サプライヤ・マネジメント」と呼ばれ、これまでさまざまな企業で取り組まれてきた。

 しかし、第1回より述べてきたように近年の事業環境の変化は著しく、バイヤー企業とサプライヤ企業のパワーバランスは一変してしまった。サプライヤ企業から“重要な顧客”として優先的に供給してもらえるような、特別な関係づくりが重要となる。そのような関係強化に向けてサプライヤのモチベーションを向上させるための取り組みを、筆者は「サプライヤ・モチベーション・マネジメント」と呼んでいる。

 従前、ほとんどのバイヤー企業では、サプライヤ企業を評価して改善を促し、またそれらの評価など情報を収集・分析することで、サプライヤ戦略を策定してきた。ところがサプライヤ・モチベーション・マネジメントでは、従来のサプライヤ・マネジメントで行ってきた一方向による評価、取り組みに加え、双方向での評価や取り組み、共有・共感が重要となってくる。SDGsやカーボンニュートラルの取り組みなど、バイヤー企業とサプライヤとで課題認識を共有し、サプライチェーン全体で改善を図っていかなければならない。

 言葉を選ばずに言えば、従来のサプライヤ・マネジメント手法はバイヤーからの上から目線であった。しかし、サプライヤ企業が供給先を選ぶ時代となり、以前の在り方では供給先として選択されない恐れがある。このような事態を招かないための取り組み、つまりサプライヤにいかに選んでもらうかが重要だ。

 サプライヤ・モチベーション・マネジメントとは文字通り、サプライヤを管理することから意識を転換し、「サプライヤの自社に対する動機(自社をいかに選んでもらうか)」を高めてもらう取り組みである。次ページから、サプライヤ・モチベーション・マネジメントの手法について具体的に解説していこう。

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この記事の著者

野町 直弘(ノマチ ナオヒロ)

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