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NEC、NTTデータ、日立、ドローン運行管理システムの機能構造を国際規格化

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 日本電気(以下、NEC)、NTTデータ、日立製作所(以下、日立)の3社が規格化を進めてきた、ドローン運航管理システム(UTM)の機能構造に関する標準規格が、4月26日に国際標準化機構(ISO)より、国際規格「ISO 23629-5 UAS traffic management (UTM) — Part 5:UTM Functional Structure」として正式に採択・発行された。

 今回、本取り組みでUTMの機能構造を国際標準化したことで、世界各国のドローンに関わるステークホルダーが運航管理に必要な機能を共通的に定義された言葉で議論できるようになる。これにより、ドローンを活用したシステムに求められる具体的なサービス・機能要件や、システム全体のアーキテクチャーの検討、ステークホルダー間の機能実装分担、システムの調達などの調整を齟齬なく実施できるようになるという。

標準規格の内容

 今回発行された国際規格「ISO 23629-5」は、ドローンが安心・安全・効率的に運航できるようにUTMが提供すべき機能と各機能間の関連性を構造的に整理したもの。

  • 登録管理機能
  • 空域情報管理機能
  • 飛行計画管理機能
  • 位置情報管理機能
  • 報告作成機能
  • 情報提供機能

という6つの機能群に構成を整理している。

図:UTM機能構造の概念図
図:UTM機能構造の概念図
クリックすると拡大します

各社の役割

  • NEC:飛行計画管理機能、情報提供機能に関する規格作成
  • NTTデータ:登録管理機能、空域情報管理機能に関する規格作成
  • 日立:位置情報管理機能、報告作成機能に関する規格作成

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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