従業員エンゲージメントの定義から考える「生成AI×働き方」
従業員エンゲージメントとは、現在最も普遍性の高い定義では、主に次の3つの要素から成り立つ言葉であるとされています。
- 従業員の仕事への情熱(Vigor)
- 仕事に対する集中力と没入感(Absorption)
- 自身の仕事への帰属意識や一体感(Dedication)
エンゲージメントの把握は、労働者のモチベーションやコミットメントを測定するツールとして次第に進化してきました。特に注目を集めたのは、タワーズワトソン(現 ウィリス・タワーズワトソン)の調査です。同社は2012年、エンゲージメントを「従業員が自分の仕事に対して情熱を持ち、企業に対して誇りを持ち、企業で長期間働く意欲がある状態」と定義。調査によって、エンゲージメントが高い企業ほど利益率が高く、生産性が高く、労働者の離職率が低いことを示しました。