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“生成AI時代”の経営・人事戦略

なぜ人の「エンゲージメント」が生成AIの力を最大まで引き出すのか?AI時代に必要な組織風土と働き方

第4回

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従業員エンゲージメントの定義から考える「生成AI×働き方」

 従業員エンゲージメントとは、現在最も普遍性の高い定義では、主に次の3つの要素から成り立つ言葉であるとされています。

  • 従業員の仕事への情熱(Vigor)
  • 仕事に対する集中力と没入感(Absorption)
  • 自身の仕事への帰属意識や一体感(Dedication)

 エンゲージメントの把握は、労働者のモチベーションやコミットメントを測定するツールとして次第に進化してきました。特に注目を集めたのは、タワーズワトソン(現 ウィリス・タワーズワトソン)の調査です。同社は2012年、エンゲージメントを「従業員が自分の仕事に対して情熱を持ち、企業に対して誇りを持ち、企業で長期間働く意欲がある状態」と定義。調査によって、エンゲージメントが高い企業ほど利益率が高く、生産性が高く、労働者の離職率が低いことを示しました。

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この記事の著者

松井 勇策(マツイ ユウサク)

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