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「クリステンセンが教えてくれた大切なこと」を“しゅんぺいた博士”に聞く

玉田俊平太氏インタビュー(前編)

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成長した破壊的イノベーションの理論

——クリステンセンの講義って、どんな感じで進められてたんですか。

玉田 どちらかといえばハーバード・ビジネススクールのオーソドックスなスタイルに近くて、まず事前にケースを1本か2本か課題として与えておいて、クラスでは学生にいくつかの質問をして、抽出されたケースの要素をホワイトボードに書きながら、学生の議論をファシリテートしていくというやり方でした。その当時クリステン先生はまだそんなに多くのケースを書かれていなかったので、彼が書いた論文も素材になっていましたね。 彼は、ハーバード・ビジネススクールを修了した後に、ボストン・コンサルティングに行くんですが、その後MITの人たちとセラミックのベンチャーを起業してるんです。そこで新技術がどうして既存のエンジンに受け容れられないかでずいぶん苦労し悩んだらしく、それを考え続けた末に「破壊的技術」の発想を得て、そこから博士課程に進んでついに破壊的イノベーションの理論を打ち立てました。

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