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オープンハウスグループ、エストニアから「ビジネスにおけるDX」を学ぶ社会人大学院生27人が来訪

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 オープンハウスグループは2023年6月1日、エストニアのタリン工科大学で「ビジネスにおけるデジタルトランスフォーメーション(DX)」を学ぶ社会人大学院生27人が、同社のDXに関する取り組みの事例研究に来日したことを報告した。

IT先進国のリーダー層27人が来訪

 エストニアは、早くから行政手続の電子化を進めたり、「Skype(スカイプ)」などを生んだりしたIT先進国として知られている。タリン工科大学は、約100の学習プログラムに1万人を超える学生が在籍しており、約2,000人のスタッフが働いており、工学と技術の分野では同国内で最大規模だという。

 オープンハウスを訪れた27人は、エストニアの官公庁および金融、保険、鉄道などといった分野の民間企業・団体で活躍する一方で、タリン工科大学の情報技術学科で、非IT企業のリーダーや中間管理職を対象とした1年間の修士プログラムを学ぶ人々だという。日本における不動産業界のデジタル化推進の視察のため、同社の先進的なDX推進を研究事例とし、来訪したとしている。

オープンハウスグループのDX白書を中心に事例を紹介

 同社が2022年10月に公表したDX白書を中心に、以下のような事例を説明したという。

  • 名刺管理をベースに、営業活動、案件管理を一元化する統合管理システム「AetA(アエタ)」 
  • FinTechを活用し、住宅や生活に関わるサービスを提供する「おうちリンク」「おうちバンク」
  • RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を活用した全社的な生産性の向上
  • 社内で内製したアプリケーション活用により、物件案内資料の作成作業を効率化し、年間で約1万7,000時間の業務効率化を実現
  • いつでも、どこからでも、自由に体験できるバーチャル展示場「LIFE DESIGN PARK 3D」
  • 大規模言語AIを活用した「AI営業スタッフ」の実証実験
  • マンションをオンラインで購入できるのオンラインストア
  • 施工現場の監督や大工の業務を効率的に管理するスマホに特化したアプリケーション「Architect Jump(アーキテクト・ジャンプ)」

 参加者からは、同社が業務改善のために使用するアプリケーションを社内で内製する理由など様々な質問を行い、デジタル戦略部のメンバーと意見を交わしたという。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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