エクサウィザーズは、共創型のワークショッププログラム「AX Sprint」を刷新し、アイデア発想やAIプロトタイピングにChatGPTを活用することを発表した。
AX Sprintは、AI×デザインで企業変革を支援する共創型ワークショッププログラム「exaBase Sprint」を構成する、DX施策の創出に特化したプログラム。同社が開発したアイデア発想サポートツール「AIカード」を駆使しながら、デザイン思考のプロセスに沿ってユーザーを起点にDX施策を具体化するという。
同プログラムでは、同社の企業向けChatGPTサービス「exaBase 生成AI powered by GPT-4」(以下、exaBase 生成AI)を活用可能。ChatGPTとの連携により、AIを活用したDX構想の拡大や、プロトタイピングの速度や質の向上が可能になったとしている。今回の刷新におけるポイントは、以下のとおり。
デザイン思考を補強
デザイン思考のプロセスにChatGPTを組み込むことで、「機会探索」ではステークホルダーや業務フロー、課題の洗い出し、問いの設定が効率的に行えるとのこと。「ソリューション検討」では、幅広いアイデアの探索を可能にし、アイデア評価においては、ChatGPTを活用することで属人性を排除し、客観的で公正な評価が可能になるという。
AIプロトタイピングの精度を向上
「ソリューション検討」終盤の「AIプロトタイピング」では、ChatGPTを活用することで、AI実装に必要な視点やデータ、収集方法の洗い出しといった、施策の実現性を高めるための検討の精度が向上。Pythonなどのコードを生成して、シミュレーションを行うことも可能だとしている。
生成AI対応のAIカードを追加
同プログラムでは、活用シナリオを記述したAIカードによるアイデア発想が基軸となっているとのこと。生成AIやChatGPTに関連したカードも追加し、生成AIでの発想や事業に活用するようなアイデアにも対応したという。
また、同プログラムでは、生成AIの基礎研修、exaBase 生成AIを活用するための講座を提供。ワークショップを通してプロンプト思考を身につけて、現場に戻ってからも生成AIの活用で結果を出せる人材の育成を目指すとしている。