大日本印刷(以下、DNP)は、Earth hacksとの業務提携を7月に開始。DNPは、商品・サービスのCO2排出量削減率をスコア化するEarth hacksの「デカボスコア」の取り組みに対し、パッケージ領域でのCO2排出量の算定やそのスコア表示の促進、生活者向けイベントなどで連携して、環境に配慮した商品・サービスを生活者が選択しやすい社会の実現に貢献するという。
DNPは、環境に配慮した商品・サービスであることが生活者の購買動機となるよう、デカボスコアの活用を推進。原材料調達から廃棄・リサイクルまでのライフサイクル全体で、企業が環境に配慮した選択をする動機づけにつなげることで、社会全体の脱炭素アクションの拡大を目指す。こうした取り組みを通じて、「DNP環境配慮パッケージング GREEN PACKAGING」の価値の最大化に努め、その導入を促進するとしている。
また、外部機関としてサステナブル経営推進機構(SuMPO)が承認した算定結果を提供する「DNPライフサイクルCO2認証システム CO2算定サービス」により、環境に配慮したパッケージのCO2排出量を算定。その結果などに基づいて、商品と生活者の接点といえるパッケージにデカボスコアを表示するなど、様々な形で同スコアの活用を支援するという。
Earth hacksは、デカボスコアを街なかで体験できる「マルシェ」や、脱炭素をテーマにしたZ世代と企業による共創チャレンジなど、生活者参加型のイベントも展開。DNPは、こうした取り組みの企画段階から実行段階まで連携し、環境をテーマにした生活者と企業のコミュニケーションを支援するとともに、生活者による脱炭素のアクションを促進していくとしている。