SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

Biz/Zineセミナーレポート

パーパスと利益を両立させる──エドマンズ教授が語る、日本における「GROW THE PIE」の可能性

『GROW THE PIE』出版記念フォーラム レポート

  • Facebook
  • X
  • Pocket

日本はパイ拡大のための長期的な視点を持ちやすい

 続いてエドマンズ教授が挙げたのが、ボーダフォンの事例だ。2007年にボーダフォンはケニアで「M-Pesa」というモバイル送金サービスを開始。これによって、銀行口座を持たない家庭でも、携帯電話を通じて送受金が可能になった。当時ケニアでは、1500万もの家庭が銀行口座を持っていなかったが、サービス開始後7年でそのうち20万家庭が金融サービスを利用できるようになったという。

 「この事例が素晴らしいのは、ボーダフォンが単に社会貢献を行っただけでなく、それが自社の収益にもつながったことだ。このストーリーは損益計算からは絶対に生み出せない」とエドマンズ教授はいう。英国の通信会社であれば、最適なお金の儲け方は英国内の富裕層に向けて投資することだからである。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
Biz/Zineセミナーレポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

上野 智(ウエノ サトル)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • Pocket

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング