NTTデータ イントラマート(以下、イントラマート)は、10月1日に、資本業務提携の関係にあるジェイエスピーを完全子会社化し、デジタルツインを活用した「サプライチェーン全般における業務プロセスの最適化」の実現に向けて連携強化を図る。
ジェイエスピーの開発技術力とイントラマートの業務改善コンサル力を掛け合わせ、DTO(Digital Twin Organization)プラットフォームの構築ノウハウを蓄積することで、デジタルツイン市場の開拓と機会創出を狙うという。
イントラマートでは、2023年度より、業務プロセスのログデータを収集・分析し、業務改善提案につなげる仕組み(Customer Success License)の本格展開を実施。しかし、業務プロセスのログデータのみならず、サプライチェーン全般で発生するログデータを追加で収集・分析できるDTOプラットフォームが必要だとし、開発技術力を持つジェイエスピーとの資本関係の強化(完全子会社化)に至ったとしている。
DTOプラットフォームでは、既存システムやIoTから収集したデータをリアルタイムに分析・シミュレーションすることで、一部門の業務にとどまらず、企業活動全般やサプライチェーンにおける業務プロセス全体のモデリングを実現するという。
![DTOプラットフォーム構想<br/>[画像クリックで拡大表示]](http://bz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/9744/9744_01.png)
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なお、同プラットフォームは、2025年3月期中のサービス開始を予定しており、2028年3月期で利用社数40社、売上高5億円を目標とするとしている。