「新事業育成資金」は、高い成長性が見込まれる新事業に取り組む中小企業を支援するための特別融資制度です。同制度では、融資と同時に当公庫が新株予約権を取得し、株式公開を目指す中小企業者の必要な資金を無担保で供給できる「新株予約権付融資」のほか、中小企業者の財務体質の強化を図るために資本性資金を無担保・無保証で供給する「資本性ローン」も取扱っており、本件では両制度を組み合わせて適用しています。
株式会社ママスクエアは、都市部郊外のショッピングセンター内に託児スペースを併設したワーキングスペース「ママスクエア」を確保したうえ、働く意欲はあるものの、育児のために就労が困難となっているママを採用し、企業からBPO(※)を請負っているベンチャー企業です。
(※)ビジネス・プロセス・アウトソーシング:企業内部にて行われるコールセンター業務等を外部企業へ委託することを指す。
託児スペースには、保育士の資格を持つスタッフが常駐しており、ママは併設する託児スペースに子供を預けながら仕事をすることができます。これにより、働く意欲はあるものの、育児により就労が困難となっているママをワーキングスタッフとして採用するビジネスモデルを確立しました。このたびの融資は、本新事業の拡大に必要な運転資金を供給するものです。
日本公庫は、国の施策に基づく政策金融機関として、今後とも本融資制度を活用し、新事業に取り組む中小企業者を積極的に支援していきます。
<融資先の概要>
企 業 名 株式会社ママスクエア 代 表 者 藤代 聡
住 所 東京都港区三田3-4-6 業 種 その他のサービス業
■ 働く意欲はあるものの、育児のために就労が困難となっているママをワーキングスタッフとして採用し、企業からBPOを受託するベンチャー企業。このサービスを実現すべく、当社では都市部郊外のショッピングセンター内に託児スペースを併設したワーキングスペース「ママスクエア」を立ち上げた。現在は6店舗体制となっている。
■ ママは保育園に子供を預ける必要なく、子供のそばで安心して働くことができる。また、勤務体系はシフト制で短時間勤務(1日3~5時間程度)が可能のため、自分の希望に合った働き方ができる。
■ 育児により就労が困難となっているママを採用するビジネスモデルを確立したことで、企業の人材採用は困難な状況と言われている中で、当社では能力に優れた人材を高い募集倍率の中から選んで採用できる環境を築いている。
■ 現在はBPOの受託事業を中心としているが、今後は、民間企業・行政と提携し、託児サービスのみを請負う事業も推進することで高い成長を目指している。
「株式会社ママスクエア」へのお問い合わせ TEL:03-5443-2160(担当:門田・黒田)
<お問い合わせ先> 株式会社日本政策金融公庫 東京支店 中小企業営一事業(担当:土屋・岡田) ℡:03-3270-1282
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