<アップサイクルとは>
サスティナブル(持続可能)な「モノづくり」の新たな方法論のひとつ。従来から行われてきたリサイクル(再循環)とは異なり、単なる素材の原料化、その再利用ではなく、元の製品よりも次元・価値の高いモノを生み出すことを最終的な目的としています。
■ 概要
吉野家の牛皿定食差込メニューにLIMEX製品のメニュー表が採用されました。メニュー表という性質上、店舗での使い方を想定し、LIMEX製品の耐久性、水や森林資源に貢献する環境性能、手触り・色合いを評価して頂きました。TBMは、本採用を契機に、吉野家の店舗で使用されるアイテムをLIMEX製品に切り替えていく提案を行い、将来的には、店舗のサスティナブルな循環型モデルを目指し、店内の印刷物を店内で使用するより価値の高いプラスチックの代替製品に生まれ変わらせる、アップサイクルの検討を進めて参ります。
・使用開始時期:2019年1月上旬~
・製品スペック:LIMEXシート 白色ハード400μ
・導入ご担当者様コメント:
弊社も店舗で使用するメニューに“紙”を使用しており、環境影響の観点から課題としておりました。LIMEX製品の主な原料は石灰石であること。再製品化利用(アップサイクル)ができることに魅力を感じました。また、店舗で使用するメニューは多くのお客様が手に触れるため、耐久性も重要な要素となっております。LIMEX製品の方が“紙”よりも劣化がゆるやかであると検証結果も出ており、2019年1月7日新発売の牛皿定食の差し込みメニューとして採用しました。(株式会社吉野家CMO田中安人)
・キャンペーン内容:
株式会社吉野家は、2019年1月7日(月)10時から、「牛皿定食」の販売を開始致します。
「牛皿」とは、吉野家の創業から牛丼と共に販売を続けてきた「牛丼の具」だけの商品です。牛丼の並盛・大盛・特盛と同じくお好みのサイズを選ぶことができます。2019年に120周年を迎える吉野家の第1弾商品は、この「牛皿」を定食にした「牛皿定食」です。「牛皿」並盛に、ご飯・玉子・みそ汁がついて500円とそれぞれを別々に注文するより90円お得になります。
■ 新素材LIMEX(ライメックス)とは
[ LIMEXとは ]
・ LIMEXは炭酸カルシウムを50%以上含む、無機フィラー分散系の複合材料であり、日本発の新素材。
・ 2013 年、経済産業省のイノベーション拠点立地推進事業「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」に採択。
・ 2014 年、国内特許を取得。現在、日中米欧を含む30か国以上で登録済。
・ 2015 年、宮城県白石市に年産 6,000 トンの LIMEX を製造する第一工場を建設。
・ 2016 年、米国シリコンバレーの「Plug and Play」で初の 『世の中に最も社会的影響を与える企業ソーシャル インパクトアワード』を受賞
・ 2017 年、「第7回日米イノベーションアワード」において『イノベーション・ショーケース』を受賞
[ 紙の代替として ]
・ 通常、普通紙1トン生産する場合、樹木を約 20 本、水を約 100 トン使うが、LIMEX は原料に木や水を使用せず、石灰石 0.6~0.8 トンとポリオレフィン約 0.2~0.4 トンから LIMEX の紙代替製品(LIMEXシート)1 トンを生産可能。
※国内の製紙業界においては、単に伐採するだけでなく海外で植林活動を実施。
※使用済みの LIMEX の紙代替製品を廃棄する場合は可燃ごみ扱い。(古紙回収に出さない)
[ プラスチックの代替として ]
・ 従来のプラスチックの原料は石油由来樹脂 100%であるが、LIMEX では主原料が石灰石であり、石油由来樹脂の使用量を大きく削減可能。
・ 単価の安い石灰石を主原料とすることで価格競争力を有する。
・ LIMEX の印刷物等のリサイクル材から、LIMEX 製のプラスチック成型品(LIMEXペレットを加工)を作れ、環境負荷軽減に貢献できる。
[ 資源としての石灰石の埋蔵量 ]
・ 日本でも 100%自給自足できる資源。世界各地の埋蔵量も豊富で、ほぼ無尽蔵。
■ 株式会社TBM
代表取締役CEO :山﨑 敦義
本社 :東京都中央区銀座 2-7-17-6F
設立 :2011 年
資本金 :91 億 9,480 万円(資本準備金含む)/ 2018 年 11 月時点
事業内容 :LIMEX 及び LIMEX 製品の開発・製造・販売
URL :https://tb-m.com/limex/
この件に関するお問い合わせ先
株式会社TBM コーポレート・コミュニケーション本部 笹木隆之 佐々木駿
事業開発本部 仲谷桃 江澤尚樹
TEL: 03-3538-6777 FAX: 03-3538-6778 Email: infomail@tb-m.com
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