NTTデータとRelicは、顧客の新規事業創出を立ち上げから成長・拡大まで一気通貫で支援するため、2023年12月7日より業務提携を開始する。
両社の強みを掛け合わせることで、これまで単発・散発的で属人的な活動に留まる新規事業創出の課題に対して、再現性をもって健全な多産多死を実現できる仕組みを一気通貫で提供していくと述べている。
業務提携の第一弾として、新規事業創出担当者を対象にした2日間の新規事業創出ワークショッププログラム「Business Design Sprint Prototyping Camp」を同年12月7日より提供開始。同ワークショップでは、新規事業創出の一連の流れを体験でき、知識や経験が浅い人でも新規事業創出の基礎を身につけられるという。
今後、両社は新規事業創出に課題を持つ企業の担当者や管理者への支援の拡充と、共創型の新規事業創出プロジェクトの推進を通じ、顧客との共創を通じた価値創出に取り組んでいくと述べている。新規事業に課題を持つ担当者、意思決定や事業評価制度などの制度設計に課題を持つ管理者の双方に対して支援を行うとしている。
共同開発ワークショッププログラム「Business Design Sprint Prototyping Camp」
「新規事業のアイデアが集まらない」「革新的なアイデアを生み出せない」「ブレストだけで終わってしまい後続につながらない」「検証に必要なプロトタイプを独力で制作できない」といった課題を持つ顧客を対象に、アイデアの発想から、初期事業コンセプト構築、初期プロトタイプ制作までを一気通貫かつ2日間で行うプログラム。同ワークショップは、NTTデータが提供する1Day新規事業アイデア創出ワークショップ「Business Design Sprint Field Trip」と、Relicが提供する1Dayプロトタイプ実践ワークショップ「APL Idea Forge」に基づいており、新規事業創出の知識や経験がない人でも、ビジネスアイデアの創出やコンセプトの実現を体験することで新規事業創出の基礎を身につけられるという。
今後について
同業務提携を通じ、大企業の新規事業創出の活性化・再現性向上・その結果としての価値創出力の向上に寄与する取り組みを進めていくという。新規事業創出に課題がある担当者や組織の管理者を支援するサービスメニューの拡大と、それらを活用した共創型の新規事業創出プロジェクトを推進することで、顧客との共創を通じた価値創出に取り組んでいくとしている。