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慶應 岩尾准教授が提唱する、ポスト資本主義社会での経営──価値創造の思考道具となるフレームワークとは

アジャイル経営カンファレンス 2024 レポート

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岩尾流、価値創造の思考道具となる3つのフレームワーク

 講演を締めくくるにあたって、岩尾氏は「価値創造の民主化」の具体的な方法に言及した。それは、価値創造という意味での経営の教育を、日本において無償で提供することである。その取り組みの1つとして、同氏は自身が作り上げた「価値創造のフレームワーク=価値創造三種の神器」を全て権利放棄し公開している。これによって、家庭から職場まで、人生の多くの場面でも問題設定と問題解決ができる可能性があるという。そして、一人ひとりが小さな価値創造を積み重ねれば、世界を大きく変革するイノベーションも生まれるかもしれないと語る。

 1つ目のフレームワークは「未来創造の円形」だ。これは、自分の利己的な欲望を他者から応援される利他的なビジョンの形へと変換するための道具だ。

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雨宮 進(アメミヤ ススム)

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