組織を変える「6バブル」フレームワーク
続いて、網野氏と奥田氏に加え、永島直史氏(BIPROGY株式会社 常務執行役員CMO)を迎えたパネルディスカッションが行われた。テーマは「中期的な企業価値向上に直結するデータインフォームドな行動様式への変革」。
最初のテーマに入るにあたって、網野氏はギックス創業当初を振り返った。10年前はまだ「ビッグデータ」が新しい概念で、データ分析に取り組む企業は少数派だった。しかし今や、データサイエンティストの雇用や分析ツールの導入は一般化している。一方で、データインフォームドな文化を組織全体に定着させるのは簡単ではない。データ分析を行うこととは別の話なのである。