福岡市は、ベトナム・ハノイにて企業誘致セミナーを開催し、ベトナム情報通信省と、スタートアップの相互支援に関するMoU(Memorandum of Understanding)を締結した。ベトナム情報通信省が、日本の政府・自治体とスタートアップ支援に関するMoUを締結するのは、福岡市が初の事例だという。
同締結により、福岡市の海外のスタートアップ連携先は、12ヵ国・地域、16拠点となった。
福岡市のスタートアップは、日本にいながら現地の情報を得られるとともに、ベトナム情報通信省が有するIT産業ネットワークを活用して、現地のIT企業やエンジニアを紹介してもらうことが可能になるという。また、引き続き、福岡工業大学とベトナム郵政通信技術学院との間で交換留学などを通じて、グローバルに活躍するITエンジニアの育成環境を創出することを目的としたMoUも締結された。
なお、今回のベトナム訪問において、福岡市はベトナム国家イノベーションセンターと、スタートアップ相互支援に関する協力体制を構築し、今後早期にMoUを締結することを約束したとしている。