リディラバは、トヨタ自動車に対して、社会課題の"構造化"ノウハウの解説およびトヨタ自動車の新規事業案に対する伴走支援プログラムを提供した。
同プログラムは、トヨタ自動車の新規事業開発プロジェクトの一環として開催しているもの。リディラバがこれまで調査報道事業などを通じて調査・分析してきた社会課題から複数テーマを選定して構造を解説する講座「RUSH」をベースに、トヨタ自動車の従業員を対象として、社会課題が生じる原因構造や構造を捉えた先進的なソリューション事例を解説しながら、事業案に資する伴走支援を実施したという。

リディラバの提供する講座「RUSH」
プログラム概要
同プログラムでは、社会課題領域のテーマを取り上げて構造を解説する「テーマ別」プログラムと、社会課題領域で頻出する構造パターンを解説する「パターン別」プログラムを全3回の講座に分けて開催。
第1回(テーマ別) | 食品ロス、プラスチックごみ、起業家のメンタルヘルス、外国人技能実習制度、水産業、介護、過疎と農業、子どもたちの放課後(学童保育)、ヤングケアラー、被災地とボランティア、全10テーマ |
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第2回(パターン別①) | サプライチェーンの不全、周囲の変化による当事者化、限られたステークホルダー間の問題増幅、偏在による問題発生と深刻化、全4パターン |
第3回(パターン別②) | フェーズ推移による問題構造の変質、社会の中における選択肢の不全、時代変化による歴史的文脈の顕在化、問題に陥るたやすさと抜け出す難しさのギャップ、全4パターン |
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