デロイト トーマツ グループは、同社が発行しているグローバル調査「Global Powers of Retailing」の最新版を日本語に翻訳したレポート「世界の小売業ランキング2025」を発表した。
今回の調査結果では、上位250社の総小売売上高は6兆300億米ドル、平均小売売上高は241億米ドル、2018年度から2023年度における小売売上高の年平均成長率は6.2%となった。トップ6社の順位は2022年の調査から3回連続で変化がなく、1位のWalmartに続き、Amazon.comが2位、Costco Wholesale Corporationが3位となった。

日本企業では、前回に続き株式会社セブン&アイ・ホールディングスがトップに。上位250社にランクインした日本企業の数は長期的に減少傾向にあり、特に今回は20社と過去最低となった。これは、同レポートがグローバル共通指標として売上高を米ドル換算しており、前回調査時と比べて日本円が対米ドルで8%下落したことの影響も出たと考えられる。一方で、ランクインした日本企業の1社あたり平均売上高は129億米ドルと、これまでの調査で最も高くなった。

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