2026年4月28日、グロービスは、海外展開する日本企業および多国籍企業のシニアリーダー層を対象に新たな幹部育成プログラム「Visionary Leadership Program(VLP)」を開講すると発表した。VLPは世界各国の経営幹部候補や上級管理職が京都・東京に集い、日本の価値観や経営哲学を実地で学ぶイマージョン型プログラムである。

本プログラムは、京都2日間、東京3日間の計5日間の対面セッションに加え、開講前後にオンラインセッションを2回実施する構成となっている。参加者は、日本文化に根差した価値観を生け花や禅体験などを通じて体感し、自らのリーダーシップ観を見つめ直す機会とする。オンラインと来日研修を組み合わせることで、学びの継続と実践への橋渡しを図っている。
VLPでは「長期的視点」「多様なステークホルダーとの調和」「人間中心」「志を軸にしたリーダーシップ」など、日本発の経営哲学が重視される。現代の経営環境では正解のない問いが多く、短期的な成果や株主価値に偏重しない新しい視座の獲得が求められている。プログラムを通じて、参加者は価値観に根差した意思決定力や信頼関係を築く人的ネットワークを養うことができる。
対象は日本企業および多国籍企業の本社や海外グループ企業に所属する部長・ゼネラルマネージャー以上のリーダーで、業界や国籍を問わず、セッション言語は英語となる。異なる地域や文化的背景を持つ参加者同士の対話を通じた越境学習も特徴の一つだ。
また、プログラム修了者はグロービスグループの一般社団法人G1が主催するG1グローバルやG1シリコンバレーへの参加資格も得られ、世界の経済界や学術界のリーダーとネットワークを広げる機会も用意されている。
グロービスはこれまで中国、シンガポール、タイ、米国、欧州、中東などでグローバル研修事業を展開し、30カ国以上、5,000名の受講者、90社以上の導入実績がある。VLPはこうしたグローバル人材育成の知見を集約した新規プログラムとして構想された。
VLPの初回は2026年11月16日から20日まで日本で開催され、申込締切は9月30日となる。価格は8,000米ドル(消費税・渡航費・宿泊費除く)で、8月15日までの早期申込には7,200米ドルの割引も適用される。原則、1社あたり5名までの参加が条件となる。
国内外で加速する企業の経営環境変化への対応や次世代リーダー育成の強化が求められる中、日本独自の経営思想に基づくVLPへの注目が高まっている。
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