クリエイティブなアイディアを生み出すために、ワークショップに参加しているけれど、結果がなぜか伴わないというご経験はありませんか。与えられた環境で課題を成し遂げ、創造的な結果を出すためには、ナレッジやメソッド、ノウハウ以上に、個人の意思で行動し、他人と行動を共にでき、状況に応じて変化しながら目的に向かい前に進むことができる人間的な資質を身につけていることが求められます。

クリエイティブリーダーシップとは、不確実性の高い中でもナビゲートできる創造的資質です。事業のリーダーとなる人物とは、混沌の中で自他を導き、結果を導くことができる人です。これは、トレーニングと環境整備によって誰でも身につけることができます。

講演者は、WPPグループのグレイワールドワイドで、人間中心デザインを使ったグローバルブランドの戦略やコミュニケーション開発に携わり、世界が注目するデンマークのビジネスデザインスクール KAOSPILOTで、クリエイティブ教育の概念をビジネスに取り入れた人材育成、組織開発、学びの経験デザインを行ってきました。

デンマーク、イギリス、南アフリカ、日本で多種多様なメンバーとプロジェクトに取り組む中で培った、国境を越えてクリエイティブな組織風土を構築するためのチームビルディングや、創造的な協働の関係性をデザインするための思考をご紹介します。

講演内容
混沌をナビゲートし事業を成功に導く「クリエイティブ・リーダーシップ」セミナー　

第１部：混沌をナビゲートするクリエイティブリーダーシップとは何か【講演】

不確実性を受け入れ、自分と他人と結果をリードするクリエイティブリーダーシップとは何か、実際のビジネスの現場でどのように発揮することができるのか、実践事例と共にご紹介します。また、チームでクリエイティブなアイディアを生み出すための思考をご紹介します。

第２部：自分なりのクリエイティブリーダーシップを見つけるには【ミニワークショップ】

100人いれば、100通りのクリエイティブリーダーシップの在り方があります。余白のある時間と学び方を学ぶことが、オリジナルなクリエイティブリーダーシップの発見に繋がります。ミニワークショップでは、そんな環境を体験していただきます。

講師：大本 綾(おおもと・あや)

株式会社Laereの共同代表。高校、大学でカナダとアメリカに２年留学。大学卒業後、WPPグループの広告会社であるグレイワールドワイドで、アカウントエグゼクティブとして、P&Gを担当。ファブリーズ、レノア、ボールドのブランド戦略、コミュニケーション開発に携わる。その後、デンマークのビジネスデザインスクール、KAOSPILOTに初の日本人留学生として受け入れられる。留学中の夏休みには、デザインコンサルティングファームのIDEO Tokyoでプロジェクトコーディネーターとして働き、働く環境やチームワークのデザイン思考について実践的に学ぶ。カオスパイロットでは起業家精神とクリエイティブリーダーシップを中心に学び、デンマーク、イギリス、南アフリカ、日本において社会や組織開発のプロジェクトに携わった。ダイヤモンド・書籍オンラインの連載記事『幸福大国デンマークのデザイン思考』の著者。

株式会社Laere

持続可能な未来を実現するための最高の学びをデザインすることをビジョンに掲げ、国境を越えた教育の在り方についての提案や国際理解のために、デンマークをはじめとする北欧諸国と日本の双方向でのコラボレーション・プログラムの開発を行っている。また、欧州諸国、アフリカ、アジアの地域プロジェクトに主体的に参加できるクリエイティブなリーダーを養成すべく、世界で活躍している実践者を集め、共同開発によるセミナーの企画や運営を行う。クリエイティブ教育を産官学連携の基盤とし、個人や組織、“場”に息を吹き込むことができる一連のプロセスをデザインしている。

こんな方にお薦めします

• 「人事・人材育成部門」にて、新規事業に取り組む人材の要件や育成などに課題を感じている方
• 「事業部門」にて、事業創出をリードする人材とその選出、育成に課題を感じている方
• 「既存事業部門」で管理職経験はあるが、「新規事業部門」でのプロジェクトリーダー経験がない方
• 「所属部門」の上長のマネジメントに疑問を感じ、自身が管理職になる前に「事業創造」に適したリーダーを模索する方