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ビジネス数字力養成講座

ビジネス数字力とは? ~ビジネスの全体像を数字で捉える力~

第1回

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 新刊『数字力×EXCELで最強のビジネスマンになる本』のエッセンスを紹介する本連載。データ分析や資料作成の前に必要な、ビジネスパーソンにとっての数字力とは何かを紹介します。連載第1回の今回は、数字力とはビジネスを客観的に捉え、他者と共有するための能力であることを具体的に解説します。

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数字、数字力って何ですか?

 「数字」と聞いたときに、皆さんは何を思い浮かべますか?
 売上でしょうか、利益でしょうか、販売数量でしょうか。あるいは、損益計算書や貸借対照表のことでしょうか。もちろん、それらは全て正しいのですが、それだけでは不十分でもあります。

 続いて、「数字力」という言葉ではどうでしょう?
 売上が目標に到達しそうかどうか見極める力のことでしょうか、部門や支店ごとの利益率の違いに気づく力でしょうか、削るべきコストを見つけ出す力のことでしょうか。あるいは、統計解析の知識が豊富なことや、エクセルやPowerBI、tableauなどのツールを自由自在に操るスキルのことでしょうか。もちろん、それらは、すべて間違ってはいません。しかしながら、ビジネスマンが「数字力がある」という場合には、それらすべてを、バランス良くつなぎ合わせることが求められます。

数字を使って、ビジネスの「全体像」を描こう

 ビジネスパーソンが「数字力がある」という際には、その人がビジネスを数字で理解できる・ビジネスを数字で説明できなければならないのです。つまり、自分が関わっている業務を数字で表現できるのはもちろんのこと、数字さえ見れば、自分が直接は関わっていない業務領域についても瞬時に理解できる能力が「数字力」です。

 サラリーマンに求められるのは、「自分の仕事を100%やりきること」ですが、ビジネスパーソンに求められるのは「会社の事業(ビジネス)を成長させること」です。先述した、売上の目標達成状況や、自分が担当する部門・支店の利益率の把握は、「自分の仕事」の範疇です。そこから一歩踏み出して、「日々の業務とは関係しない領域も理解する」ために数字を用いていくことが求められるのです。

 とはいえ、限られた時間の中で他部門の状況を逐一把握するのは非常に困難です。たばこ部屋であった人に根掘り葉掘り状況を聴くのも、度が過ぎると迷惑がられてしまうでしょう。そんな時こそが「数字」の出番です。

 数字を使うことで、ビジネスの全体像を捉えられるようになるのです。

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数字は「客観的な共通言語」

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この記事の著者

田中 耕比古(タナカ タガヒコ)

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